高校卒業後は学生時代にアルバイトしていたガソリンスタンドで正社員として働き始めました。今まで働いてきた馴染みもあり、常連のお客様との会話が楽しく接客が好きだったので、正社員で働いてみたいと思ったからです。このガソリンスタンドでは正社員として3年間働きましたが、違う仕事も経験してみたいと考えて退職することにしました。

次に選んだ仕事は建設業です。ここでの仕事は公共工事の作業員として現場で力仕事を行っていました。体力には自信がありましたが働いてみると想像以上にハード。さらに仕事の時間が早朝から夜遅くまでと長く、その影響でかなり痩せてしまい、これ以上続けたら体を壊してしまうと思って辞めました。

次の仕事のタイミングでどうせなら親元から離れて自立したいと思いました。でも私の地元はどこへ行くのにも車が必要な田舎町。ここで一人暮らしするには車が必要だし、引っ越し費用などを工面できるほどの余裕も無い。だから車が無くても暮らせる町で、社宅がある会社に入りたいと考えました。

まずは業界を問わず、いろいろな仕事を探しました。仕事選びで迷っていた時、パチンコの求人を利用してパチンコ店に転職した地元の先輩に、パチンコ業界の福利厚生や仕事内容を教えてもらいました。話を聞く限りパチンコ業界は福利厚生が良くて、好きな接客の仕事も出来るからとても魅力的でした。

次の日からさっそくパチンコの求人を見て会社を探し始めました。しかし、土地勘が無いので、どの会社を受けたら良いのか自分一人では決めきれません。その時、パチンコの求人サポートセンターに相談できて助かりました。私の状況や希望を伝えたら、おすすめの企業を教えてくれたので、その中から3社の選考に進みました。

1社目の面接では緊張しすぎて全く話せずに失敗…。この失敗を踏まえて面接対策をして、想定できる質問の受け答えを準備して臨みました。面接が一番上手くいったのは3社目の三興です。慣れもあると思いますが、これまでの面接よりも自信を持って話すことが出来て、無事内定を頂けました。面接では分からないことを教えてくれたり、地元が遠いから何度も来るのは大変だろうと、1日で1次面接と2次面接をしてもらえました。そういう気遣いはとても嬉しかったし、何より地域密着型の店舗経営スタイルに惹かれたので、三興への入社を決意しました。

❚期待と不安の出勤初日

入社後は初日からホールに出て接客をしました。期待と不安が入り混じってドキドキ。最初は玉箱の積み方や計数の仕方などを先輩に教えてもらい、ホールスタッフとしての仕事がスタートしました。特に困ったのはインカムの使い方で、会話や指示が上手く聞き取れなくて慣れるまでは苦労しました。

ホールでは先輩たちが仲良く常連のお客様と会話していて、羨ましいなと思っていましたが、お客様が新人の私に気付いて「おっ、新人か？頑張れよ！」と声をかけてくれました。

今はまだ入社して日が浅いので、毎日が勉強です。心がけているのは分からないことはすぐに先輩に聞くこと。時間が経ってしまうと聞きづらくなってしまうし、そのままにしておくと成長に繋がらないからです。先輩に教えてもらったことは、忘れないようにノートにまとめて見返すことを心掛けています。

パチンコ店で働くのは初めてでしたが、パチンコ・パチスロユーザーだったのでホールスタッフの仕事は何となく想像できていました。でも、ユーザー目線では分からない仕事がたくさんあるんだと、働いてみて初めて気付きました。遊技台のエラー対応は複雑で、他にも覚えることはたくさんありますが、できることを一つずつ増やして仕事の幅を広げていきたいと思っています。

❚最速で店長になりたい

私が勤務しているサンコー鴨居本店は地域密着型の店舗経営なので、地元の方々に愛されているパチンコ店だと実感しています。スタッフとお客様が毎日仲良く会話している姿には正直驚きましたし、私も早くその輪に入れるようになりたいです。

面接でも宣言しましたが、目標は“最速で店長になること”まだ一人でこなせる業務が少ないので先輩に頼ってしまうことが多いですが、少しずつ自分一人でも仕事が出来るように成長していきたいです。