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「第二新卒」の転職活動にまつわる疑問を一挙解決

2024年11月18日(月)


「第二新卒」は、就職・転職市場において需要が高く、募集要項に「第二新卒歓迎」などと書かれていることも珍しくありません。
そこで今回は、「第二新卒」とは一体どんな人を指すのか、その定義を踏まえた上で、就職・転職活動におけるメリットや需要の要因を見ていきたいと思います。

第二新卒とはどんな人?

一般的に第二新卒は「新卒から1年~3年」の人を指します。
大卒なら25歳前後、高卒なら20歳前後で社会人経験が3年以下の若手をイメージするといいでしょう。
他にも「新卒」や「既卒」という言い方もあり、新卒は「学校を卒業した年に就職する人」、既卒は「すでに学校を卒業していて、就職していない状態の人」のことです。

第二新卒は「新卒採用」と「中途採用」のどちらに応募すべき?

基本的に「新卒採用」は社会人未経験の人が対象、「中途採用」は社会人経験のある人が対象なので、第二新卒は中途採用枠に該当します。
ただし、新卒採用であっても「第二新卒も含む」などと書かれていれば応募することができるので、よく確認しましょう。

なぜ第二新卒の需要があるのか

主な理由は次のようなものになります。
・新卒採用で必要人数が満たせなかった
・社会人としてのマナーや知識を身につけている若い人材が欲しい

少子化の影響や内定辞退によって必要人数を満たせなかった場合は、第二新卒に目を向ける企業が多くなります。
新社会人に研修などを通して基本的なマナーを学ばせるには多くの時間とコストが必要ですが、社会人経験のある第二新卒はすでに身についている場合が多く、企業側には大きなメリットがあるのです。

新卒の約3割が早期退職する

厚生労働省が発表している大学新卒者の離職率統計では「3年以内に約3割が辞めている」とのこと。
自分に合った業界、職種、環境を求めて退職・再就職の道を選ぶ人は少なくないと言ってもいいでしょう。
一度は就職しており、転職に際しては自分が求める条件・環境が定まっているため、新卒採用と比べて第二新卒採用ではミスマッチが起きにくくなります。
そうした点も第二新卒を積極的に採用する企業が増加している要因と言えそうです。

第二新卒採用が増えやすい時期

通常の転職の求人は欠員が出たときなど、通年で行われますが、第二新卒は4月と10月の入社に向けて募集が増えやすい傾向があります。
4月は新卒者の入社時期、10月は下半期の始まりであり、新入社員や異動する人をまとめて研修できるというメリットがあるからです。
4月入社に向けた転職活動は1月~3月、10月入社に向けた転職活動は7月~9月が目安なので、転職を考える場合はそれらを視野に入れながら身の振り方を考えるといいでしょう。

第二新卒のデメリット

主にメリットについてご紹介してきましたが、ここではデメリットについても見ていきます。
なかでも、3つ挙げるとすれば次の通り。
・基本的なマナー、知識、スキルが求められる
・新しい環境、社風に戸惑う場合がある
・「すぐ辞めるのでは?」と思われやすい
こうした点を踏まえ、面接ではしっかりと自分をアピールしつつ、自身のことを正直に話し、自分の力が存分に発揮できる企業・環境を選ぶことが大切になります。

まとめ

第二新卒については「ポテンシャル採用」と「即戦力採用」の両面から見られるなど、社会人経験があることで大きな期待をかけられます。
応募の際、必要以上に身構えることはありませんが、企業側からの期待をモチベーションや力に変えられるようになると大いに活躍することができるでしょう。

 

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