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入社時の必要書類「内定承諾書」とは?
2023年06月12日(月)
就職活動を無事に進め、内定が出た後に内定承諾書(入社誓約書)への署名や提出を求められることがありますが、「承諾書」「誓約書」という文言に怖いイメージを持つ人も多いことでしょう。
そこで今回は内定承諾書とは何か、法的な拘束力はあるのかなどについて、ご紹介していきたいと思います。
内定承諾書って何?
内定承諾書は、内定が出た企業に対して入社の意志を示す書類になります。
採用予定人数を確保するため、企業側は内定者の意志を確認する方法としてこの内定承諾書を使っていると言ってもいいでしょう。
これを提出することによって内定者は就職活動が終了となり、企業側は受け入れの準備に入るなど、次のステップに進んでいくきっかけの一つになります。
内定承諾書に法的拘束力はある?
結論から言うと、内定承諾書に入社を強制する法的拘束力はないため、内定承諾書を提出した後でも入社の辞退は可能です。
ただし、辞退によって企業側が採用活動の見直しを図らなければいけなくなるなど、多大な迷惑をかけてしまう場合があるため、慎重に行動することが必要になります。
「とりあえず提出して、他にいいところがあれば辞退すればいい」などと考えず、入社する意志がある場合のみ、提出するようにしてください。
もし、辞退する場合は速やかにその旨を連絡することが大切になります。
内定承諾書の提出は待ってもらえる?
企業側にとってどうしても欲しい人材なら、内定承諾書の提出を待ってもらえる場合もあるでしょう。
ただし、すぐに提出できない理由が「他の企業の返事を待っているため」といったものなら、第一志望ではないことがわかってしまい、内定取り消しになってしまう可能性があります。
特に転職の場合、企業側は即戦力を今すぐ欲しいと思って採用活動をしているため、心象を悪くするのは間違いありません。
なので、そもそも「内定が出たら必ず入社したい」と思える企業に応募することが大切になります。
内定承諾書の提出前に確認しておくこと
内定が出た後、内定承諾書と一緒に複数の書類が送られてくる場合があります。内定通知書、労働条件通知書、機密保持契約書などにはしっかりと目を通し、必要なものには署名捺印の上、返信するようにしてください。
特に労働条件通知書で給料、労働時間、労働契約の期間、退職や解雇の条件などが求人内容や面接の際の話と相違ないか、よく確認しておきましょう。
提出する際に気をつけたいこと
内定承諾書など、書類一式が届いた際は以下のことに気をつけて速やかに提出しましょう。
・シャチハタを使用しない
・日付は基本的に入社日
・返信の際の宛名に注意
・1週間以内に提出する
シャチハタではなく、朱肉を使った印鑑を用いることが大事です。
日付は提出日でも間違いではありませんが、入社日の方が好ましいでしょう。
返信用封筒が送られてきた場合、宛名が「〇〇行」となっていたら「行」を二重線で消し、送付先が部署なら「〇〇御中」、個人宛なら「〇〇様」と書き換えるようにしてください。
提出期限が指定されていない場合でも待たせすぎることなく、1週間以内の提出を心がけましょう。
まとめ
内定承諾書を難しく考える必要はありません。「ここに入りたい」と思ったから応募し、内定が出たから提出する、それくらい自然な流れで記入するものだと考えればいいでしょう。
なので、スムーズに転職活動を進め、内定承諾書の提出を迷うことなく次のステップに進めるよう、しっかりと企業研究や事前準備を行うようにしてくださいね。
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