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パチンコ店の正社員のお仕事~人材管理編~
2023年06月05日(月)
前回はパチンコ店で働く正社員の仕事のうち、ホール管理にスポットを当てて解説しました。
今回ご紹介するのは、人材管理。スタッフ教育や人材教育とも呼ばれるもので、パチンコ店にとってはすごく大事な業務になります。
では実際にどのようなお仕事内容なのか、そして、どのようなところが業務のポイントになるのかを見ていきましょう。
なぜ人材管理が大事なのか
人材管理が大事なのは、パチンコ店を運営するのが人間(スタッフ)だからです。もし、すべてを自動化、プログラム化できれば人が関わる分野が少なくなるため、人材管理にはそれほど時間を割かなくてよくなるでしょう。
企業がどのような運営方針をしていて、どのような人材を育てようとしているのか。それを全スタッフで共有し、実践することが接客をはじめとするサービスの平準化、サービスの向上につながっていきます。
入店してみて気持ちのいい接客や柔軟な対応をしてくれる店舗は、この人材管理・スタッフ教育がうまくできていると言っていいでしょう。
なぜスタッフ教育は難しいのか
パチンコ店に限らず、新人教育やスタッフ教育はとても難しいものです。なぜなら、人によって知識やスキルが違い、飲み込みの早さも異なっているから。自分にとっては当たり前のことでも、相手にとっては当たり前ではないかもしれない。そのことを理解した上で指導にあたることが重要になります。
また、スタッフ教育をする上で最も大事なのは、一通りの業務を教えて終わるのではなく、きちんと実践できるようになるまで面倒をみること。人によっては得手・不得手があるため、なかなか上手にできない業務も出てくることでしょう。新人スタッフ全員に同じ教え方をしても、全員が同じように成長することはありません。相手の個性を考え、適切な接し方をしてアドバイスを贈り、相手に成長のヒントを与えられるかどうかが、教育担当者の腕の見せ所です。
その意味では、たとえ知識やスキルがあっても説明が下手ではダメ。逆に、説明するのは上手でも、実際にやってみせるための技術が伴っていなくてもダメ。教育担当者には様々な高いスキルが求められているのです。
スタッフ教育のポイント
教える相手の性格や能力によって教え方や接し方を変えることが効率的な教育につながります。
たとえば、
・褒められて伸びるタイプかどうか
・物覚えがいいかどうか
・集中力があるタイプかどうか
・そもそもパチンコの基礎知識はあるかどうか
といった点に注目すると、自ずと指導の仕方が見えてくるでしょう。
相性の良し悪しでも成長度が変わる
教育担当者と新人スタッフが性格面で合わない場合は決してうまくいきません。新人スタッフは話を素直に聞けず、その姿を見た教育担当者は怒りがちになったり、適当な教え方になりやすいでしょう。多くのパチンコ店では教育担当スタッフが決まっているはず。それに、先輩社員と新人スタッフが1対1で指導に当たる場合もあるはずです。
でも、相性が悪ければ思うように成長が期待できないため、担当や組み合わせを適宜、見直すことも必要になります。
まとめ
もし、新人スタッフがすぐに辞めてしまう場合は教育方法やフォローの仕方に問題はないか、店長や先輩スタッフみんなで話し合ってみてください。
素晴らしい社員・スタッフが揃っていれば最高の店舗運営ができ、多くのお客様に愛されるお店になることでしょう。
人材を「人財」と言う企業もあるなど、人材は会社にとってまさに「宝」。なので、その宝をさらに磨いたり、増やしたりするためのスタッフ教育が何より大事なのは言うまでもありません。
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