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見逃さないで! 燃え尽き症候群のサイン
2016年04月26日(火)
「燃え尽き症候群」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
それまで関心を持って意欲的に努力し続けていたことが、まるで「燃え尽きた」かのように意欲や興味、熱意など…ありとあらゆる感情を失ってしまうことを指します。
主に仕事を対象にして言われることが多いこの言葉ですが、勉強や趣味、恋愛についても当てはまります。誰にでも起こりうる可能性があると言えるでしょう。
今回は、そんな「燃え尽き症候群」の兆候について考えてみたいと思います。早めに兆候を見つけることで、酷くなる前に対処していきましょう。
常に身体がだるい
いつでも身体がだるく重く感じて、いくら睡眠を取っても疲れが取れない状態が続いてはいないでしょうか。朝が来る度に憂鬱な気持ちになってはいないでしょうか。
また、やらなくてはいけないことがあるのに、しっかりと身が入らなかったり、先延ばしにしてしまったりすることが増えたならば、それは悪い兆候であると言えるでしょう。
無理に身体を動かそうとすればするほど、上手く働けない自分にがっかりし、さらに追い詰められてしまう恐れがあります。
不満や批判の増大
周囲の人々や置かれている環境に対する苛立ちが我慢できなくなってしまうことはないでしょうか。
いつもなら聞き流すことができる嫌みに突っかかってしまったり、ついついモノに当たり散らしてしまったり…。また、人が変わったかのように冷淡な態度を取ることも挙げられます。
これらはすべて、なるべく心のエネルギーを使うまいといわば省エネした結果です。心が疲弊しているので、他者に対する気配りや配慮ができなくなってしまっているのです。
原因不明な体調不良が続く
過度なストレスや過労によって、自律神経が乱れる恐れがあります。現在の自分の健康状態を見てみましょう。頭痛や腹痛、疲労感、下痢、便秘、不眠、食欲低下、吐き気、めまい、手足のしびれ、動悸や不整脈などは起こってないでしょうか。
一時的な不調ではなく、ある程度の期間続くようならば要注意です。また、人によって症状はさまざまなので、上記以外でも「いつもと違うな」と自分で感じることがあったら、注意して様子を見るようにしましょう。
「ほとんど当てはまる」と思ったら…
燃え尽き症候群あるいは、その一歩手前まで来ている可能性があります。過度なストレスを感じていると自覚している場合は、休息や食事、運動などでできるだけストレスを軽減するようにして、まずは体調を整えなくてはいけません。
そして他者に協力を仰いだり、身を置いている環境を変えたりして根本的な解決に尽力していくようにしましょう。自力での回復が難しいようならば、きちんと専門家の方に話を聞いてもらうようにしましょうね。
まとめ
燃え尽き症候群の兆候として挙げられるものは主に、①身体のだるさ②批判・不満の増大③体調不良があります。
一時的なものならば、多かれ少なかれ誰にでも起こっていることなので、大切なのは「一定の期間続いている」ということです。
少しでも「おかしいな」と感じることがあれば、休息や食事、運動で気分をリフレッシュさせ、それでも改善しない場合は専門家の元で診てもらうようにしましょう。