転職は人生における大きな転機

“終身雇用”が当たり前ではなくなった今の日本において“転職”は以前ほどネガティブなイメージを持たれることはありません。とはいえ、転職は人生おける大きな転機の一つです。家族や恋人にはどのように打ち明けたらいいのか、そもそも事前に相談する必要はあるのか、と頭を悩ませる人も多いことでしょう。

今回は、そんな転職において「相談するべきか否か」「打ち明けるタイミング」等を解説していきます。

両親や恋人に打ち明けるべきかどうか

「うちの両親は放任主義」という場合でも、転職を考えていることは打ち明けたり、相談してみるといいでしょう。転職先が決まり、事後報告のような形になると両親は「そんなに頼りないのかな？」「相談してくれればアドバイスの一つや二つ言えたのに」と思うはず。余計な心配をかけたくないのだとしても、あらかじめ「転職活動をしようと思う」と告げ、何か聞かれたら丁寧に答えることが大事です。

逆に、心配性の両親や何でも包み隠さず言い合える恋人の場合は、事前に「転職しようと思う」と必ず伝えておきましょう。ハッキリと伝えることで覚悟が決まるだけでなく、相手が応援してくれたり、良いアドバイスをもらえたりするなど、プラスにはたらくことが出てきます。

転職活動の開始を打ち明けるなら、いつ？

前述したように事後報告はあまり良くありません。同様に、転職活動に行き詰まってから「どうしよう？」と相談したり、相手に勘付かれてから「実は転職活動しているんだ」と漏らすのも良い印象は与えないでしょう。
やはり、報告・相談するなら“事前”が一番。その際に「どういった理由で転職するのか」「どんな業界・職種を考えているのか」などを説明すると相手も安心するはずです。

また、転職によって収入が下がる場合もあれば、勤務地の関係で引っ越しが必要になる場合もあるでしょう。そうした際に「なぜ、その条件でも転職するのか」を自身の将来設計と合わせてきちんと説明できるようにまとめておくことも大事です。

転職を打ち明ける際のNG項目

「反対されたら嫌だな」と思うあまり、嘘をついてしまうことが最も良くありません。
給与が減るのにもかかわらず「収入は変わらない」と言ったり、男性が多い職場にもかかわらず、彼氏に心配をかけたくないから「女性ばかりの職場だよ」と言ったり……。あとでバレるような嘘、のちのちトラブルのもとになるような嘘をつくのは絶対にやめましょう。

また、転職を打ち明ける際に感情的になってしまうのもNGです。
両親や恋人、親友は心配して「やめた方がいいのでは？」と言ってくる場合もあるでしょう。そこで「もう決めたことだから」と突き放したり、「なんで分かってくれないの？」と食ってかかるようなことは避け、冷静に伝えると同時に相手の言葉にもしっかりと耳を傾ける姿勢が必要です。

業界研究を重ねてきたつもりでも、相手の何気ない一言から良いヒントを得られるなど、いろんな人の意見を参考にすることは転職活動においてプラスにはたらくでしょう。

まとめ

転職活動はスムーズに進むとは限らず、場合によっては内定が出るまで時間がかかる場合もあるはず。そうした中で疲れた顔を見せたり、イライラしていたりすれば周りの人をいっそう心配させてしまいます。
なので、大事なのは落ち着いて日常生活を送ること、そして何かあれば報告・相談すること。周りの人に温かく見守ってもらえることが転職成功への第一歩となるでしょう。

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