パチンコに関する学生団体が誕生

全盛期には、その高いギャンブル性やエンターテイメント性で老若男女を虜にしてきたパチンコ業界。しかし、パチンコやパチスロを遊技していいのは18歳以上（ただし高校生はパチンコホールへの入店・遊技は不可）でありながら、近年は若い人のパチンコ離れが目立っています。

そうした中、2022年に全日本学生遊技連盟という学生団体が誕生、2023年には学生を対象にしたパチンコ・パチスロの全国大会が開催されることになりました。

そこで今回は、この団体と全国大会についてご紹介したいと思います。

若年層のパチンコ離れが著しい？

若者の本離れや車離れが話題になって久しい世の中ですが、パチンコ業界もユーザー比率を見れば若年層が少ないと言われています。
若年層のパチンコ離れはエンターテイメントの多様化、そもそもギャンブル離れが起きている、パチンコ・パチスロが投資金額の面で簡単に遊べるものではなくなったなど、理由はいくつか考えられるでしょう。その中で、いかに新規ユーザーやライトユーザーを取り込むかが、業界規模の縮小が続くパチンコ業界再建のカギと言えます。

全日本学生遊技連盟とは？

2022年9月に設立された全日本学生遊技連盟（JSPA）は、パチンコ・パチスロの好きな学生が実践的な活動を通してパチンコ業界の可能性を広げていくことを目的とした団体です。
アミューズメント業界のひとつとしてパチンコ・パチスロを学んだり、実際にプレイすることで知識を深めたりしながら、今後は様々なプロジェクトを企画・運営していくとのこと。

パチンコ全国大会の運営、パチンコの普及活動、ギャンブル依存症やのめり込み防止等の業界イメージ向上に関する活動、パチンコ業界への学生のリクルート活動などが予定されています。
全国の主要8都市（札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄）に支部を置いて活動し、ぱちんこ広告協議会（PAA）が運営のサポートをしていくことが発表されました。

日本初の学生向けパチンコ全国大会を開催！

全日本学生遊技連盟の設立と同時に発表されたのが学生向けパチンコ全国大会「PS:JAPAN」の開催です。
参加資格は全日本学生遊技連盟に加盟している大学もしくは専門学校。3名1組のチーム戦で、各都道府県にて予選を行い、8地方のブロックを勝ち抜いた地方代表チームによって2023年の夏、沖縄にて決勝大会が行われます。

競技ルールはパチンコ・パチスロの出玉対決、知識テスト、設定予想など。単なる運ではなく、パチンコ・パチスロの知識といった本気度が試される内容になっているのが見所と言えるでしょう。
2022年9月には30名が参加するプレ大会が開かれ、全日本学生遊技連盟の活動としての第一歩を踏み出しました。

全日本学生遊技連盟によるその他の活動

全パチンコ全国大会だけでなく、女性によるパチンコ・パチスロ出玉対決「ミスセブンオーディション」、PS:JAPANのテーマソングを募集する「PSミュージックオーディション（応募締め切りは2023年3月）」も並行して行われることが団体のホームページにて発表されています。

まとめ

大人のサポートはありながらも、学生が自分たちで企画・運営するというのが全日本学生遊技連盟の一番のポイント。同年代の学生がパチンコ・パチスロの面白さを発信するため、全国の若年層の心に響くことでユーザーの増加にも期待が持てそうです。

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