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【吉宗】シリーズをまとめてみた
2021年11月29日(月)
大都技研が誇る人気シリーズのひとつ
「押忍!番長」や「秘宝伝」と並んで大都技研を代表する機種のひとつとなっているパチスロ「吉宗」。
2000年代初頭まではシェアがそれほど高くなかった大都技研において、「吉宗」の大ヒットは上位メーカーへの仲間入りを果たすきっかけになり、その後「押忍!番長」も大ヒットしたことで業界内での地位と人気は不動のものになったのです。
今回は、そんな「吉宗」シリーズについてまとめてみました。
吉宗ってどんな台?
初代「吉宗」は2003年に大都技研が販売。当時は爆裂AT機全盛の大量出玉時代であり、同社の「シェイク」から受け継いだ連チャン仕様によって「吉宗」の人気は爆発。「北斗の拳(サミー)」の60万台に次ぐ、26万台という当時歴代2位の設置台数を記録しました。
ゲーム性の特徴
BIGボーナス中は液晶のナビ通りに打てば711枚獲得することができ、そのBIGボーナス中に次のボーナス放出抽選を行い、当選すればボーナス終了後の1G目にBIGボーナスが確定するという「1G連」が人気を呼びました。
BIGボーナス中は3人のキャラを選ぶことができ、異なる演出が楽しめるのも人気の要因のひとつ。
「吉宗」選択時はチャンス告知型演出となり、BGMは「大盤振る舞いじゃ!」。
「爺」選択時は完全告知型演出、BGMは「フラウエム」。
「姫」選択時は後告知型演出、BGMは「そこにあるかもしれない…」。
この楽曲も人気を呼び、「オリジナルサウンドトラック(2003年)」はパチスロ機としては異例の30万枚というセールスを記録しました。
メディアミックスでも人気
前述のオリジナルサウンドトラックの他、2004年にはPlayStation2用ソフト「大都技研公式パチスロシミュレーター吉宗」が発売され、50万本を超える大ヒット。
また、2006年4月から9月には全24話のアニメが放映されました。版権の関係で楽曲や声優がパチスロとは異なる作品でしたが、当時、オリジナルのパチスロ機がアニメ化されるというのは異例のことであり、大いに注目を集めたのです。
5号期時代の「吉宗」
射幸性の高い機械が問題視され、出玉性能を抑えた5号期時代に入って登場したのが「新・吉宗(2008年)」。規則の問題とはいえ、BIGボーナスは390枚超or345枚超で終了となっており、初代と比べてパワーダウンは否めませんでした。
その後さらに5年が経ち、5号機でもAT機が作れるようになった時期に登場したのが「吉宗(2013年)」。「1G連」を継承、上乗せによるものとはいえ「711枚」という文言も復活したのです。
いずれも、「吉宗」の名にふさわしい大ヒットとは言えませんでしたが、規則の範囲内でいかに“吉宗らしさ”を出すか、という点ではメーカーの努力が見える機械でした。
また、逆に言えば、初代がどれほど人気が高く、偉大な機械だったかの裏返しと言ってもいいでしょう。
最新機種は6号機の「吉宗3」
5号機「吉宗~極~(2015年)」の後、しばらく間をおいて2020年10月に6号機「吉宗3」が登場しました。
初代のアツさを限りなく再現し、BIGボーナスの平均獲得枚数は約711枚。もちろん、「1G連」なら、BIGボーナス終了後に再び711枚獲得のBIGボーナスをイチから消化することができます。
この「吉宗3」こそが正統後継機にふさわしい一台と言えるでしょう。
まとめ
「吉宗」と言えば、「711」という数字を思い浮かべる人が多いはず。また、「キーン」という告知音や「鷹狩り演出」も吉宗ファンにとっては欠かせない名演出。
後継機の登場サイクルは決して早くありませんが、今後もお馴染みの演出を継承して「吉宗ファン」の心を虜にし続けることでしょう。
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