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日拓リアルエステート株式会社をまとめてみた

2015年04月15日(水)

セリー/パチンコの求人サポーター
 パチンコ業界には約3,000社のパチンコ店経営企業があると言われています。売上2兆円を超える企業や株式上場をしている企業など、閉鎖的な業界だからこそ一般的にはあまり知られていません。この企画を通じてパチンコホールを経営している企業のことを多く広めることを目的に、パチンコ店に詳しくないセリーが企業研究した結果を公開します。

 

超一等地にエスパスを集中出店

 日拓リアルエステート株式会社(以下、日拓)はエスパスの屋号で、東京、神奈川、千葉にパチンコ店を運営。1965年に現会長の西村昭孝氏が不動産開発業を行う日拓観光という会社を東京都渋谷区にて創業したことから始まりました。1971年に西武新宿駅前のパチンコアサヒ会館というパチンコ店を買収したことをきっかけでパチンコ業界に参入。1973年に現在の日本ハムファイターズにあたるニッタクホームフライヤーズを経営した事でも有名で、パチンコ業界に留まらない知名度を得ています。

 近年ではパーラーアサヒやパーラー日拓など様々な店舗名からエスパスという屋号に統一。首都圏の不動産開発力を活かした首都圏大型駅前の一等地への出店で、運営店舗は20店舗にまで拡大しました。20の店舗の内、17店舗は自社物件であり、日拓の強みは不動産×パチンコ業である事が分かります。

 売上高は1767億円(2014年12月、グループ計)、従業員数1027人。創業より約半世紀に渡り連続で黒字経営を続け、関東に本社を置くパチンコホール経営企業で11番目の売上高を持っています。

日拓グループの売上高の推移を表したグラフです。

 

日拓の特徴1 ドミナント戦略による高いマーケットシェア

 創業当初からの不動産開発事業で培ったノウハウを活かし、首都圏主要都市大型駅前の超一等地の商業ビルを自社物件として取得し、その物件を他のテナントへ貸すのでなく、エスパスの出店をする事によって、利益を最大化するという経営戦略をとっています。

 新宿歌舞伎町や渋谷駅前など人通りの非常に多い場所に複数店舗出店することで、エスパスというブランドの知名度を高めて効果的な集客を実現。特に渋谷駅前には4店舗目の出店を果たすなど、ドミナント戦略によって高いマーケットシェアを獲得しています。

 

日拓の特徴2 企業理念7か条の徹底

 日拓には「企業存続に重要な、7つのSの経営」という企業理念があります。7つのSとある様に、全てがSから始まる、「シェアド・バリュー」「ストラクチャー」「ストラテジー」「システム」「スキル」「スタイル」「スタッフ」というキーワードで構成されています。

 この理念を社員全員が理解するよう浸透を徹底しており、社員全員が理解しているからこそ、日々困ったり悩んだりした際の指針となっています。

 

キャリアアップと研修制度

全ての業務よりも教育を優先
日拓には「教育は、全ての業務に優先する」という文化があります。そのため、社員を育成する研修や制度が非常に充実しています。創業者のお話を直接聞く機会もあるなど、会社がどんな方向へ向かっているのかを理解することが出来ます。

意欲や成果を平等に評価
日拓の評価制度は年功序列ではなく、社員の意欲や成果を評価し、様々な業務を経験しながら成長していくことができるような制度になっています。

休みは年108日(月9日)
日拓のお休みはローテーション制で月9日。しっかりとお休みをとる文化があります。加えて、夏季休暇などの特別休暇をとれば、大型連休をとることも可能なようです。
◆有給休暇、夏期・冬季休暇、育児休暇、産前産後休暇、育児休暇、介護休暇など

福利厚生・待遇
社会保険完備、手当も充実し、手厚い福利厚生が用意されています。
◆退職金制度、共済制度、社員表彰、お茶会・飲み会補助金制度など

 

今後の展望

 日拓は250年先の未来を見据え、理念を道標として経営を行っています。無理な出店などをするのでなく、首都圏大型駅前の一等地への出店を推進して、確実な成長と黒字経営を続けていくことを目標としているようです。社員教育を第一に掲げる中で、社員一人ひとりが経営者であり、リーダーであるという考えを持っているからこそ、今後の日拓を引っ張る次世代のリーダーがどんどんと育っているのです。

カテゴリー : パチンコ企業研究

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