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東和産業株式会社をまとめてみた
2015年04月01日(水)
創業以来、黒字経営の東和産業株式会社
東和産業株式会社(以下、東和産業)はUNO・DUO・FRESCOの屋号で東京、埼玉、神奈川、千葉に24店舗展開しています。1974年に現会長の岸野禎則氏が喫茶店を立ち上げることから始まりました。その後、1980年に埼玉県ふじみ野市にパーラーアサヒというパチンコ店を開店し、パチンコ事業へと参入。1995年には新宿のシティホテルに併設した高級感あるデザインの店舗、新宿FRESCOを開店し、大きな話題となりました。その後、関東への出店を加速させ、2009年には本社を新橋に移し、新橋UNOを開店するなど首都圏駅前への出店を強めています。
また、東和産業には「ダッキーダック」や「ぱすたかん」など関東で122店舗を展開し、飲食事業を行う東和フードサービスやカラオケ、ゲームセンター事業を行う東和エンタープライズなどグループ企業を5つ持ち、幅広く事業を行っています。
東和産業の売上高は1202億円(2014年4月)、従業員数は1326人(2015年)。1店舗当たりの年商は約55億円と非常に高い数字を持っています。関東に本社を持つパチンコホール経営企業売上高ランキングでは15位に入り、関東圏のパチンコ店として非常に大きな存在感を持っています。
東和産業の特徴1 駅前好立地への出店
関東に店舗を展開している東和産業。特に新橋や有楽町、秋葉原など多くの路線が乗り入れる駅前への出店が特徴的です。人口が減少している近年でも、人が集まる大きな駅前であればその影響は受けにくくなるだろうと考え、このような出店戦略をとっているそうです。また、出店地域を同一条件に絞ることで、問題点やノウハウなども共通化することができるため、非常に効率的なのです。
そして創業以来、黒字経営を続けている東和産業。首都圏の駅前という好立地は土地代が決して安くはありませんが、それでも出店を行うことができるということからも、東和産業の安定した経営を見て取ることができます。
東和産業の特徴2 自己資本比率80%超! 超安定経営を行う
自己資本比率とは企業の安定性を測る一つの指標で、髙ければ高いほど経営が安定していることになります。一般的に25%以上であれば、黒字だといわれていますが、東和産業はなんと自己資本比率80.4%!これは非常に安定した経営を行っているといえます。
そんな高い自己資本比率を実現させている要因の一つは東和産業の自社ビルの多さです。東和産業の運営する店舗の約半数は自社ビルで、その多くは首都圏の駅前なのです。自社ビル内には飲食店など東和産業のグループ会社が入っており、複合アミューズメント施設として多くのお客様に来ていただいているのです。東和産業だけでなく、グループ会社ともうまく連携してお客様に「癒しの空間」を提供しています。
キャリアアップと研修制度
社員にずっと働いてもらうために継続的サポート
東和産業では社員に長く、ずっと働いてもらうために継続的な成長サポートをする研修が多数用意されています。社会の一員として、人間として成長できるように年に一度の役職ごとの合宿研修や海外研修など多岐にわたっています。
少数精鋭で実力主義
社員一人一人を大事にし、成長などをサポートする中で、年齢や業界経験に関係なく実力を公正に評価してくれる会社になります。働きやすい環境の中で、一生懸命頑張っている人が評価されます。
休みは年108日(月9日)
月のお休みは9日あり、夏季・冬季休暇、慶弔休暇、特別休暇、有給休暇などしっかりと休める制度があり、離職率も低い企業です。
福利厚生・待遇
社員が楽しく働かなければ楽しさは提供できないという考えから、充実した福利厚生が用意されています。また、社内レクリエーションも充実しており、ナイトクルージングやディズニーランドへの旅行など、様々な催しが行われています。
◆各種社会保険、社員住宅ローン制度、財形貯蓄制度、寮・社宅完備、退職金制度、慶弔見舞金制度、永年勤続表彰、保養施設など
今後の展望
東和産業の今後の目標は売上、お客様数で「地域一番店」になっていくことです。そのために社員の働きやすい環境を作り、社員の定着率は82%にも上り、研修は年間100日以上。そんな環境なので、社員はどんどん成長し、より強い会社へと進化をしています。
また、安心・安全に遊べる店舗を作り、皆が気軽に楽しむことのできる大衆娯楽としてのパチンコを取り戻し、パチンコ業界をより良いものへ高めていくリーディングカンパニーになるよう取り組んでいこうと考えています。そのためにもグループ会社との連携も強め、首都圏駅前を中心にさらに複合アミューズメント施設を出店していくことが予想されます。
- カテゴリー : パチンコ企業研究