社員の個性を大事にし、独自性を持った経営を展開

　東栄商事株式会社（以下、東栄商事）はことぶきの屋号で埼玉と東京に19店舗展開しています。1978年に創業し、1979年にことぶき武蔵浦和店を埼玉県さいたま市に出店しました。その後、約1～3年に1度のペースで新規出店を続け、2015年現在で埼玉県に12店舗、東京に7店舗を経営しています。

　パチンコホール経営企業の中では新卒採用を始めた時期が早く、人材育成に非常に力を入れており、お客様、そして働くスタッフを大切にし、お客様にとってのオンリーワンを目指すことで、これまで東栄商事は他社との差別化を図ってきました。

　また、パチンコホールでの接客以外にもお客様に喜んでいただける手段はあると考え、お客様とのバスツアーや映画館を貸し切っての映画鑑賞会、店内でのケーキビュッフェや動物園など独自のイベントを開催しています。これらのイベントはすべて社員のアイデアがもとになっています。社員の個性を尊重し、成長できる環境があるからこそ、東栄商事も成長を実現しています。

　売上高は525億円、従業員数は約500名。経営する店舗はチェーンストアではなく、店舗ごとに地域の特徴やお客様に合わせ、集中したエリアに出店する東栄商事ならではのドミナント戦略をとることで大きく成長してきました。

東栄商事の特徴１　東栄商事ならではのドミナント戦略

　東栄商事は埼玉県さいたま市周辺、東京都足立区周辺のエリアに集中的に店舗展開を行うことで、この商圏でのシェアを最大化し、競合店より優位に立っています。しかし、東栄商事のドミナント経営はそれだけではありません。同じエリアに集中させて店舗展開を行うことで、店舗間での交流を活性化させる効果を活用しています。人の成長を大切にしている東栄商事ならではの環境があり、異なる店舗の社員同士が交流し、刺激を得ることで切磋琢磨しながら成長していくことができるのです。

東栄商事の特徴2　日本一の店舗数、売上高は目指さない

　東栄商事は経営店舗数や売上高で他社と競うような考えを持っていません。そしてむやみな新規出店も行っていません。それは東栄商事が日本一になることをお客様が求めていないと考えているためです。

　東栄商事の考えるお客様に求められていることは居心地良く、楽しめるお店を作り快適な遊技空間を提供することです。その実現のためには社員の成長が不可欠。お客様にとってのオンリーワンになるためにも、まずは社員を図り、社員の成長とともに出店を実現させているのです。

キャリアアップと研修制度

社員の個性を大切に
東栄商事では社員一人ひとりの個性を大事にしており、様々な価値観を持った社員がいます。様々な価値観を持っているのはお客様も同様。より深くお客様を知るためにも、社員同士の交流から多様な考えに触れ、成長をしていくことが出来るのです。また、希望によっては本社への異動もあり、幅広いキャリアプランを用意しています。

店長職は企業の社長
東栄商事の店長は店舗経営のすべてを任され、扱う金額や権限は企業の経営に匹敵するほどです。お客様に喜んでいただくための施策を常に考え、長期的な店舗マネジメントを任されます。そのやりがいは非常に大きいのではないでしょうか。

お休みは週休2日制
月8日以上のお休みでシフト制となっております。
◆有給休暇、産前産後休暇、育児休暇、永年継続休暇、慶弔休暇など

福利厚生・待遇・研修
社会保険完備、寮・社宅制度、交通費支給、各種手当が整っています。社内研修から社外研修まで様々な研修制度を準備しており、社員の成長を促す仕組みが豊富にあります。 社内サークル活動も活発に行っており、社員同士の交流を図る仕組みも整っています。

今後の展望

　東栄商事はこれまで、独自のドミナント経営などで他社との差別化を図ってきました。今後もこの戦略を継続しながらも、常に変化していくお客様のニーズに応え、柔軟な対応を行っていくことが必要となります。そのために、例えば少子高齢化に対応する店舗を作り出していくことなどを計画しています。

　今後の東栄商事はさらなるお客様への「おもてなし」の提供のためにも、社員の成長をサポートする制度・仕組みをより良いものにし、会社として成長していくことが予想されます。