前向きな人は周囲をひきつけます。ポジティブな発言をする人はモテます。こういった人が1人いるだけで、職場や学校、それ以外のところにおいても、場の空気が一瞬にして明るいものへと変わっていきます。

　普段何気なく使っている言葉ですが、マイナスな印象になってしまうかもしれない発言を、少しでも前向きな内容に変えるだけで、きっとあなたの周りにも自然と人が集まってくるかもしれません。

　そこで今回は、ポジティブな言葉が持つ驚異的な力と、使い方をご紹介したいと思います。

・言葉に宿る不思議な力

　いきなり非科学的な内容になってしまいますが、日本には古くから「言霊」という文化があり、言葉には不思議な力が宿るとされてきました。特にポジティブな言葉とネガティブな言葉に宿る力はすさまじく、とある研究では、毎日ネガティブな言葉をかけられた植物は枯れ果て、ポジティブな言葉をかけられた植物は生き生きと育ったという結果が出ています。それほどまでに、言葉は重要で、発せられる内容にはパワーが込められているのです。

・ネガティブな発言は人を遠ざける

　仕事の場合、職場の環境が一番だと考える人が多くいます。中でもネガティブな発言を多く発する人は、自然と人を遠ざけるばかりか、職場の環境を悪化させてしまいます。特に、場の空気が読めない人は知らず知らずのうちにマイナスな言葉を使い、嫌われてしまいます。四六時中、文句や愚痴をこぼす人は、職場の士気を下げてしまいますので、当てはまるかもと思った人は要注意です。ついついネガティブな発言をしてしまいそうになったら、無口でいることを心がけましょう。

・ポジティブな言葉を使って空気を変える

　無口でいることはさすがにつらいですよね。そこで、普段使っている言葉をポジティブなものへと変えてみてはいかがでしょうか。まずは言葉の「置き換え」の場合。これは文字通り、マイナスな発言を別の言葉に置き換える方法です。

　　「それじゃあダメだよ」　→　「これならどうかな？」

　　「あの人、使えないね」　→　「あの人、〇〇は得意だよね」

　　「面倒くさい」　→　「大変だけど頑張ろう」

　　「できない」　→　「やってみます！でも1人で難しかったら手伝って欲しいです！」

　などなど。ちょっと言葉を変えるだけで、相手に対して変わった印象を与えることができます。

　次に言葉の「付け足し」の場合です。これはネガティブな言葉は発しつつも、ポジティブを付け足して、最終的な印象をプラスにする方法です。

　　「こんなに仕事が溜まって、最悪です…。でもこれを全部片付けたら休めるんで、頑張りますよ」

　　「こんな会社辞めてやる…。定年を迎えたら」

　　「もう死んじゃおうかな…。80年後くらいに」

　　「私、〇〇さんが苦手です…。でも放っておけないんですよね」

　　「この役立たず！でも昔の私より仕事ができてるからうらやましい！」

　などなど。なんだかもう大喜利みたいになってますが、それでも冗談っぽく聞こえれば、ネガティブな言葉で終わるより何倍も良いと思います。

・まとめ

　少々ニュアンスは違いますが、ペンは剣よりも強しという言葉もあるように、発言は大きな力を持っています。

　ぜひ今からでも言葉の内容を意識してみてはいかがでしょうか。