仕事やプライベート、私たちは日々たくさんの不安に悩まされています。

　理由が明確になっているのならば良いのですが、不明瞭な場合もあるでしょう。そのような不安は一番やっかいで、なかなか解消できないこともあります。

　積もりに積もった不安は、新しいことをしようとするあなたの足かせになることもあるので、できるだけ溜め込まないようにした方が賢明です。

　人はなぜ、不安を感じるのでしょうか。今回は、そんな不安の原因の探りながら、解決方法について考えていきたいと思います。

不安が募るワケ

　私たちが不安な気持ちに悩まされる一番の理由として、「自分を愛してあげられない」という点にあります。

　仕事の同期と比べたり、学生時代の友人と比べたりするだけならまだしも、人は自分とはほど遠い存在にも目を向けてしまうことがよくあります。それは、億万長者だったり、テレビでよく見る芸能人だったり…さまざまな「輝いている人たち」です。

　そういった人々にも陰にはたくさんの努力や苦労があります。しかし、輝いている部分しか見せない—私たちからは見えないので、今の自分との違いに悲しんだり、羨んだりしてしまうのです。

　順風満帆に見える人でも、必ず不安や悩みは持っています。自分のモチベーションアップに繋がるならば誰かを目標にすることも良いのですが、あまりにマイナスに受け止めてしまうようならば、他人と比べてないようにした方が気は楽になるはずです。

不安を解消する方法

　では、どうすればこの不安は解消されるのでしょうか。不安な気持ちを完全に無くすことは不可能に近いですが、なるべく減らすことはできます。

　一番大切なことは、「ありのままの自分を受け入れて、信じてあげること」です。将来や仕事、自分の生き方に対して不安なときがあっても、まずは自分を認めてあげることから始めましょう。「ここまで頑張ってきた」「◯◯の点を努力した」など…どんな些細なことでも良いので、自分を褒めてあげることから始めてみると良いでしょう。

　また、日常で不安を抱えがちな人の特徴として、「承認欲求が強い」という傾向があります。誰かに認められたい、褒められたいと、日々自分の心をすり減らしてはいませんか？

　誰かに認められるのを待つよりも、自分で自分を認めてあげるようにしましょう。誰よりもあなたの良さを分かっているのは、あなた自身なのです。

まとめ

　毎日、漠然とした不安に悩まされている人は、まずは他者と自分を比較することはやめましょう。

　他者が成功すれば一緒に喜んであげるようにし、自分の成功は自分にだけしか叶えられないということを忘れないでください。自分の欲求と他人を切り離して考えることが大切です。

　それでも不安で仕方がないときは、自分で自分を「認めて」あげてください。ダメなところも良いところも、すべてひっくるめて「自分」だということを心に留めておくようにしましょう。