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世界中で取り組みを始めた「リスキリング」とは何か?
2024年07月22日(月)
2020年のダボス会議において「リスキリング革命」が発表され、その後、岸田総理大臣が「今後5年間でリスキリングに1兆円を投入する」と発言したことで注目が集まった「リスキリング」という言葉。ただし、一般的にはまだ深く浸透していないことでしょう。そこで今回は「リスキリングとは何か」について見ていきたいと思います。
リスキングとは?
リスキングは英語で書くと「Re-skilling」です。その意味は、「新たな職業に就くため、あるいは、今の職業での大きな環境変化に適応するために必要なスキルを獲得する(させること)」と定義されています。つまり、新しい知識やスキルを身につけることで、今とは異なる職務への挑戦を可能にする取り組みを指しています。「スキルアップ」という言葉もありますが、これはすでに身についている知識・スキルや現在の業務に必要な専門性を高めること。なので、新たに何かを身につける「リスキリング」と、能力のさらなる向上を指す「スキルアップ」は意味合いが微妙に異なるのです。
なぜ「リスキング」が必要なのか
リスキリングを話す時について回る言葉に「DX」というものがあります。この「DX」は「Digital Transformation」の略で、「デジタル技術とデータを活用して新しい価値観やビジネスモデルを生み出し、競争に打ち勝つための変革を行う」というものです。
DXの例は、以下のようなものがあります。
・ロボット導入による人件費の削減
・顧客の利便性アップにつながるアプリの開発
・書類のペーパーレス化
コロナ禍において様々な業界でオンラインサービスが浸透し始め、今後はデジタル技術を用いた効率化と生産性のさらなる向上が求められます。
また、日本の少子高齢化と人手不足も「DX」による作業時間の短縮や人員削減、人員の適正配置といった形で対応できるようになるでしょう。
そうした変革を実現するためにも、今までとは違う分野の知識やスキルを持った人材が必要となるため、「リスキリング」が注目を集めているのです。
企業のリスキリング成功事例
・AT&T(米国/通信業界)
会社が従業員に対して今後必要となるスキルを開示、リスキリングを促した結果、新たなスキルを獲得した従業員の異動によって、社内の人員不足が解消された。
・キヤノン(日本/製造業)
研修型キャリアマッチング制度があり、2018年に開設した研修施設で3~6ヶ月のリスキリング研修を実施。それを踏まえて、社内異動によって適材適所への配置を進めている。
・陣屋(日本/宿泊業)
顧客情報や在庫管理をデジタルツール化し、全従業員が使いこなせるように教育を実施。データを共有することによって業務の効率化や判断力の向上につながった。
リスキリングを進める上での注意点
リスキングは会社を良い方向に変えるための「手段」であって、決して「目的」ではありません。
ただスキルを身につけて満足するのではなく、そのスキルを実際に使って会社に変革をもたらすことが大事なのです。そのため、会社が目指している方向性や「ここを変えるべき」というポイントをしっかり押さえた上で新たなスキルの取得に取り組むことが何よりも大切になります。
まとめ
パチンコ業界もSNSや動画を駆使した宣伝・広告、オンラインデータを使ったマーケティング、そしてスマパチ・スマスロの登場といった様々な変革が行われています。今後もますますデジタル化、デジタルツールの活用が重要になると思われるため、自社や自店舗が競合店に対して優位性を保つには何が必要かを分析し、その上でどんなスキルを身につけたらいいのかを考え、リスキリングに取り組んでみましょう。
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