仕事に限らず、人は誰でも“得手・不得手”があるもの。ただし、プライベートなら苦手なことは避けて通れますが、仕事となると、そうはいきません。
与えられた仕事が苦手だからといって「無理です」「やりません」と言うわけにはいかず、ときには額に汗をして四苦八苦しながら取り組むこともあるでしょう。
ということで、今回は苦手意識が生まれる理由と、その克服方法について考えてみたいと思います。

どんな仕事に苦手意識が生まれやすい？

苦手な分野は人によって様々ですが、
・人前でスピーチすること
・緻密な手作業
・細かい計算を伴う仕事
・上司や年上の人とのコミュニケーション
・会社の電話における応対
・パソコンやデジタル機器の操作
などを挙げる人が多いのではないでしょうか。

人は、得意なことがあれば不得意なこともあって当たり前ですが、どんなことも無難にこなせた方がいいのは言うまでもありません。
これを読んでいるあなたも自分の得意なこと、不得意なことを思い浮かべてみて下さい。

なぜ苦手意識が生まれるのか？

苦手意識は「失敗したら恥ずかしい」「失敗したら嫌だ」という恐怖心を原因として生まれます。
ただし、苦手意識を抱く際に過去の失敗経験が原因となっている場合もあれば、「たぶん自分には無理だ」と最初から諦めて苦手意識を持ってしまうケースもあるでしょう。
いずれにしても苦手意識を抱えたままでは肩に余計な力が入ったり、体が縮こまったりしてしまい、持ち前の力を発揮できません。いっそう失敗しやすくなり、苦手意識が強くなるという結果になってしまう可能性が高いでしょう。
では、どうすれば苦手意識を克服できるのか、その方法をご紹介します。

苦手意識を克服する方法

苦手なことを克服するには以下の方法を、順を追って試してみて下さい。
・意識改革を行う
・得意な人にアドバイスをもらう
・失敗を恐れず地道に取り組む

まずはステップ1として、意識改革を行うこと。誰にでも不得意なことはあると考え、「失敗するのは恥ずかしいことではない」と思えるようになれば、心がスッと軽くなるはず。
そしてステップ2として、人のアドバイスに耳を傾けること。成功するためには的確で効率的な取り組み方をする必要があります。なので、得意としている人に成功の秘訣を教えてもらい、イメージトレーニングをするといいでしょう。
ステップ3は、いよいよ実践です。大事なのは最初から大成功を望まないこと。うまくいかなくても落ち込まず、うまくいかない原因をしっかり受け止め、再チャレンジして一歩ずつ成長や成功に近づいていくようにしましょう。

避けなければいけないのは、なぜ失敗するのか分からないままミスを続けてしまうこと。きちんと現実を直視して、失敗を糧にしながら地道に取り組んでいけば、少しずつ着実に成長できます。それによって自信が湧くことで、いずれは苦手意識が自然と解消されるでしょう。

まとめ

苦手意識を克服する場合、人によっては多くの時間を要することもあります。なので、根を詰めすぎないことも大事です。
仕事中もこまめに休憩を取って心身をリフレッシュさせ、すっきりした状態で仕事と向き合うようにして下さい。
そして何より、途中で諦めないこと。それに、少しでもうまくいったら自分を褒めてあげること。それを続けていけば前向きに取り組めるようになり、苦手なものを克服するだけでなく、コツをつかみ、いつの間にか得意になったとしても不思議ではありません。

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