世の中は需要と供給のバランスによって物の値段が決まり、ときには買い手市場になったり、売り手市場になったりするものです。
では、転職をする際に求職者が有利となる時期や不利となる時期はあるのでしょうか。
今回は転職市場における一般的な動向を踏まえ、パチンコ業界の採用が増えやすい時期について、見ていきたいと思います。

新年度開始前が狙い時!?

新年度を4月もしくは10月スタートにしている企業が多いため、一般的にはその1ヶ月～2ヶ月前である2月～3月や8月～9月が転職に適した時期と言えます。
特に1月頃からは、年度末（主に3月末）退職者の欠員補充や新年度の事業計画に基づく人員増強のために求人数が増える傾向があります。一方で、この時期には転職希望者も増えるため、ライバルが多くなることも覚悟する必要があるでしょう。

パチンコホール企業の求人が増える時期は？

次に、パチンコ業界の求人状況について見ていきます。弊社（株式会社パック・エックス）のデータでは、パチンコホール企業の採用ニーズのピークはコロナ禍以降、毎年6月に訪れていました。
ちなみにコロナ以前は年に2回、3月と7月にピークが訪れていたため、完全に傾向が変わりつつあると言えるでしょう。転職活動をする際は、そうした傾向を頭の片隅に入れておくといいかもしれません。

パチンコ店の繁忙期もチェック

ちなみにパチンコ業界では年に3回、以下のような大きな繁忙期があります。
・GW商戦（4月下旬～5月上旬）
・お盆商戦（8月中旬）
・年末年始商戦（12月末～1月頭）

それぞれ、全国のホールで多くの来店者が見込めるため、その1ヶ月～2ヶ月前に採用活動が活発になる傾向があります。
つまり、以下の時期が狙い目の一つと言ってもいいでしょう。
・GW商戦に向けた採用→3月～4月
・お盆商戦に向けた採用→6月～7月
・年末年始商戦に向けた採用→10月～11月

特にパチンコ業界経験者の場合は、いきなり繁忙期の現場に出ても活躍が見込めるため、応募の際は喜ばれやすくなります。

その他の求人が増える時期は？

繁忙期以外に求人が増えるきっかけとなるのは、グランドオープン（新規開店）やリニューアルオープンです。
特にグランドオープンの場合は一気に多くのスタッフを必要とするため、大量採用という形で求人を出すパターンが一般的になります。
なので、街の中で「近日オープン」といった看板や掲示があった場合は、同時にスタッフの募集が始まると考えてもいいでしょう。

まとめ

今回は求人が増えやすい時期を踏まえて、狙い目の時期をご紹介しました。とはいえ、全ての人にとって「この時期に転職活動をするのが正解」というものはありません。
大事なのは、自分の希望に合致する求人を見つけるアンテナを張り巡らせ、「これだ！」と思ったらフットワークを軽くして応募すること。常にそうした心構えをしておくことが転職の成功確率をいっそう高めるでしょう。

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