門戸が広いパチンコ業界

社員・アルバイトの給料が比較的高いのにもかかわらず、“未経験者”や“ブランクありの人”も歓迎という求人広告をよく見かけるパチンコ業界。

きっと、「そんなうまい話があるものか」と疑いの目で見る人もいることでしょう。
では、実際はどうなのか。

今回は「上京して就職・転職する」という夢をかなえたフリーターの体験談をご紹介します。

新卒採用に受からず、フリーターとして生活

北海道で生まれ、宮城県の国立大学に通っていた吉田弘幸さん（仮名）は新聞社の記者や出版社の編集者を希望して就職活動をするも内定をもらえず、大学卒業後は宮城県でフリーターとして生活していました。
そうしたなかで第二新卒として出版業界を目指すのか、他の業界でも正社員として働けるなら就職するべきか、吉田さんは悩んでいました。

――パチンコ業界へ目を向けたきっかけは何ですか？
（吉田さん）　学生時代にパチンコやパチスロを打っていたことがあるし、友達がパチンコ店で働いていたので、まったく知らない世界というわけではなかったんです。

――友達にも話を聞いたりしました？
（吉田さん）　はい。ホール店員の仕事はネットで調べて何となくわかったつもりでしたが、友達にも「実際どうなの？」って事細かに聞いてみました。

――不安は解消されました？
（吉田さん）　仕事内容に関する不安は消えましたが、「本当に未経験者でもOKなのかな？」という不安はありましたね。

上京してパチンコ店の求人に応募

パチンコ業界への就職を希望し、上京することを決めた吉田さん。故郷や住み慣れた宮城県での就職も考えたが、若いうちは東京で色々な経験を積みたいとの思いから多くの求人情報に目を通し、数社に応募。そのうちの1社から内定をもらい、入社を即決したのでした。

――その数社に応募を決めた理由は何ですか？
（吉田さん）　福利厚生が手厚く、社員寮があったからです。あと、全国展開している企業というのも大きかったですね。

――社員寮は相場よりも安く、店舗から近いことが多いですよね。
（吉田さん）　まさにそうでした。家賃がかなり浮いた分、しっかりと貯金できそうです（笑）。

――全国展開している企業を選んだ理由は？
（吉田さん）　最初は東京の店舗で働くとしても、いずれ地方の店舗に行くのも良い経験になるかな、と。逆に、故郷に戻るなら“地域限定社員”という働き方もあるので、自分に合った企業を選べばいいと思いますね。

パチンコ業界に就職して大正解

働き出して約3カ月の吉田さんは「新しい業務に取り組むたび、先輩に質問したり、助けてもらったりの毎日です」と頭をかく。それでも毎日が楽しく、大きなやりがいを感じているという。

（吉田さん）　コロナ禍で会話や会食を控えたり、仕事もリモートワークが増えたりして、人との接点はどんどん減っているじゃないですか。でもパチンコ店はお客様との触れ合いが仕事ですし、お客様も同僚もいろんな世代の人がいるので常にいい刺激をもらっています。

――これからパチンコ業界への就職を考えている人へアドバイスをお願いします。
（吉田さん）　就職を希望する理由は「高い給料」「自由度の高いシフト」「未経験でもOKだから」など何でもいいので、まずは行動を起こしてみると結果につながる何かが見えてくると思います。

正社員、派遣社員、アルバイト、平日のみ、週2～3日からOKなど、人によって働き方は色々。パチンコ業界には求職者の要望に応えてくれる企業が必ずあるので、ときには求人アドバイザーに相談しながら、自分にピッタリ合う求人企業を探してみてくださいね。

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