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パチンコ不況は本当なのか?~業界の未来編~

2022年03月14日(月)

今回のテーマ

業界規模の縮小が続くパチンコ業界は今、かつてない逆風の中にいます。出玉規制をはじめ、スロット6号機の不遇、コロナ禍による来客数の減少など……。
そこで今回は「パチンコ業界の未来」について、様々なデータや異業種の取り組みを参考にしながら分析したいと思います。

店舗数、遊技人口、売り上げの推移

まず、2007年と2017年における各種数値を見てみましょう。

・店舗数
2007年…13,585店
2017年…10,596店

・遊技人口
2007年…1,450万人
2017年…900万人

・売り上げ
2007年…30兆1770億円
2017年…19兆5400億円

いずれも10年間で30%ほど落ちています。
長年、レジャー産業の中で大きな存在感を示していたパチンコ業界ですが、ゲームやアウトドアをはじめとする趣味・レジャーの多様化によって、規模の縮小や停滞が続いているのは間違いありません。

V字回復を果たした競馬/span>

かつて人気と売り上げが大きく落ち込んだにもかかわらず、近年大きく復活を遂げたのが公営ギャンブルの競馬です。
日本中央競馬会(以下、JRA)の馬券売り上げは2001年の1兆5000億円から順調に上昇するも、2008年の3兆8000億円をピークにして、2011年まで右肩下がりに下落。
しかし、2012年から2年連続で前年比100%を超えるなどV字回復。コロナ禍でもインターネット投票の会員数が伸びることで売り上げは微減にとどまっています。

そんなJRAが近年、人気と売り上げの回復のために積極的に取り組んだのがテレビCMとコラボ企画。
高倉健、裕木奈江、木村拓哉、明石屋さんま、佐藤健など、その時々で芸能界の大物や旬の人をCMに起用し、競馬とは縁のなかった人からも大きな注目を集めたのです。

また、競馬場内にチャイルドコーナー、車椅子観戦シート、シニアシートなどを設置。さらに、飲食関係テナントの充実、ポニーとの触れ合いイベント、子供が遊べる芝生の広場などによってアミューズメント施設としての認知度がアップ。

かつては中高年の男性が馬券を握り締め、大声を上げてレースを観戦するという競馬のイメージが一新され、家族連れや女性の来場者が増えました。

1980年代後半にスターホース“オグリキャップ”や天才騎手・武豊が登場し、市民権を得た競馬が今、JRAの明確な戦略によってギャンブルの枠を超え、レジャーの一つとして大きな地位を占めるようになったのです。

パチンコ・パチスロのトレンド

遊技人口は減少していますが、弊社(株式会社パック・エックス)がGoogleのWeb検索におけるトレンドを調べてみると、パチンコやパチスロの検索は上昇傾向であることが分かりました。

また、パチスロの“掛け合わせキーワード”を調べたところ、「パチスロ解析」は大きく下落、逆に「パチスロ動画」は伸びていたのです。
つまり、パチンコ・パチスロのトレンドが「攻略的なもの」から「楽しむもの」に変わりつつあるのかもしれません。

こうしたユーザーの動きの分析をもとに広告戦略やブランディングを行うのは有効な手段と言えるのではないでしょうか。

時代にあった広報戦略

LINE株式会社の調査によると、スマホによるインターネット利用者は全体の約85%なのに対して、パソコンは約46%。
若年層を中心に、1日におけるスマホの利用時間は増えており、テレビに代わる動画視聴方法としても存在感は高まっています。

なので、インターネット経由でしっかりと情報を伝えることが求められており、今後さらに「スマホ」「動画」「SNS」を意識した情報発信が大事になるのは言うまでもありません。

さて次回は、実際に転職した人の事例を挙げながら、「転職とキャリア形成」について考察していきます。

次回~転職とキャリア形成編~2022年03月28日(月)更新

 

前回~出世・給与アップ編~2022年02月28日(月)更新

 

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