依存症解決の支援を目的に設立

何かにつけて「ギャンブル依存症」の問題が取りざたされるパチンコ業界。
そうしたなかで、依存症や依存関連問題の解決支援を行うために設立されたのが、非営利の相談機関「リカバリーサポート・ネットワーク（略称RSN）」です。
本人からの相談だけでなく、依存症と思われる方の家族からの相談にも無料で対応しています。

沿革

全日本遊技事業協同組合連合会（全日遊連）が立ち上げた「依存症研究会」における議論の深まりを受け、2006年に第三者機関ぱちんこ依存問題相談機関「リカバリーサポート・ネットワーク」を設立。
その後、2009年に特定非営利活動法人、2013年に認定特定非営利活動法人となりました。
同機関の活動は、パチンコ・パチスロ産業21世紀会による支援、ネットワーク会員の方からの会費や寄付金によって支えられています。

リカバリーサポート・ネットワークの活動内容

（1）ぱちんこ依存に関する問題で困っている方への支援
無料の相談電話（ホットライン）を設置し、本人や家族からの相談を受け付けています。
また、問題の整理を行う際の手伝い、問題解決のために必要な各種機関の紹介なども行っています。

（2）相談員の育成
ぱちんこ依存に関する問題解決支援を行う相談員の育成をしています。
専門的な知識や幅広い理解が必要なことから、養成プログラムを組み、実践的なトレーニングを行っています。

（3）情報発信、啓発、広報
活動の状況、調査・研究の成果をニュースレターなどで配信しています。
正確な情報を積極的に公開することが、問題意識の啓発や情報共有に役立っています。

また、依存症支援の現状や課題を学ぶための「セミナー」「ワークショップ」を、これまでに多数開催してきました。

活動に賛同する会員が依存問題解決を間接的に支援

リカバリーサポート・ネットワークは、同機関の活動趣旨や目的に賛同し、会員として協力してくれる個人・企業を募集。
会員は「正会員」「賛助会員」「特別会員」の3種類があり、それぞれ会費が異なります。また、正会員と賛助会員のもとには毎月ニュースレターが届き、さらに正会員の方は会員総会における発言権・決議権が与えられています。

相談窓口

電話番号 050-3541-6240
無料電話相談回線（IP電話）
月～金（祝日を除く）10時～22時（受け付けは21時30分まで）

まとめ

ギャンブル依存、または依存に関する問題はたとえ家族に対してでも、簡単には打ち明けられない場合があります。
また、依存症と思われる方の家族も、どう対処すればいいのか分からず、悩みを抱えて困り果てる場合があるでしょう。
リカバリーサポート・ネットワークへの相談は通話料金のみの負担で、相談料金はかかりません。相談の際に名前を名乗る必要はなく、もちろん秘密は厳守。安心して相談できる環境が整っています。
そんなリカバリーサポート・ネットワークは、社会で孤立しやすい「依存の悩みを抱える方々」にとって心強い味方になるはずです。

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