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パチンコ用語集(マ行)

2020年02月27日(木)

マックスタイプ

パチンコで、大当たり確率が機械内規の下限に近い台のこと。
最新の機械内規では、パチンコの大当たり確率は下限が1/320と規定されているため、この確率に近い(未満)機種のことをマックスタイプ呼ぶ。
しかし、2019年現在は1/319などの機種がそれにあたるが、旧基準の1/400の機種も多数ホールで稼働しているため、こちらをマックスタイプ、1/320の新基準機をミドルタイプとするなど、表示が統一されていない状況である。

MAXBET(マックスベット)

パチスロで、コインを3枚投入すること。最高賭け。
現行のパチスロ機は3枚掛け専用機なので、最高賭けの3枚を入れないとプレイ出来ない仕様になっている。

MAXBETボタン(マックスベットボタン)

パチスロで、コインを自動で3枚投入するボタンのこと。
現行のパチスロ機は3枚掛け専用機なので、最高賭けの3枚を入れないとプレイ出来ない。クレジットにコインが貯められているときは、このボタンを押すことでコインが3枚投入される。
かつてのパチスロ機はコイン1枚からベット(賭ける)することができ、1枚で中央横1ライン、2枚で中央横+上下横の3ライン、3枚(MAXBET)で中央横+上下横+斜め2ラインの5ライン(全ライン)が有効…という形でプレイが可能だっため、MAXベットボタンはその名残といえる。

正村ゲージ

パチンコで、正村商会(パチンコ店などの運営会社。愛知県名古屋市。2010年事業停止)の創業者正村竹一氏が考案した盤面の釘配置・構成のこと。
ゲージは英語で「規格」「寸法」などと訳されるが、パチンコ業界で言うゲージは、釘と釘の間のサイズもしくは釘の配置を指す。正村ゲージは1948年頃に考案したとされ、戦後パチンコの釘構成の原点となった。
水車の水が跳ねる動きからヒントを得たと言われ、バラ釘のパチンコ機よりも玉の躍動感が大きくなり、プレイヤーを惹きつけた。正村氏が特許を取得しなかったことから大きく発展したと言われている。

マイナス調整

パチンコで、プレイヤーが不利になるような釘調整のこと。
デジタルの回転数が減るようなヘソ釘、道釘の調整、あるいは大当たり中の出玉を減らすための釘調整などがマイナス調整にあたる。

万枚

パチスロで、獲得メダル枚数が10000枚を超えること。スロッターが目指すべき数値として「万枚」という言葉で象徴化されている。

右打ち

パチンコで、ハンドルを右いっぱいにひねり、フルスロットル状態で玉打ち出すこと。
打ち出された玉は盤面右側を通過する。主に大当たり中や確変中に右打ちすることが多い。

道釘

パチンコで、ヘソ(スタートチャッカー)に向かって並んでいる釘のこと。
主に風車からヘソまで、斜め一直線にヘソに向かって並んでいる。途中にはこぼしと呼ばれる釘のない部分がある。基本は盤面左右にある釘構成だが、左のみの場合も多い。

緑系演出

パチンコで、予告やリーチで表示される動画のエフェクトが緑の演出のこと。
演出の期待度は主に青→緑→黄色→赤→金→レインボーのような色で表すことが多いが、特に期待度が低い緑色の演出を揶揄した言葉である。緑枠、緑セリフ、緑タイトル、緑炎・フラッシュなどなど。

ミドルスペック

パチンコの旧基準機(2005~2015年)で、大当たり確率が1/320前後の機種こと。
現在のホールでは、大当たり確率の下限が1/400以内の旧基準機が主流を占めているため「ミドルスペック」の機種は残っている。しかし、新基準機(2015年11月~)は大当たり確率の下限が1/320以内になったためミドルスペックの概念が無くなりつつあり、1/200前後の「ライトミドル」機が台頭し始めている。

みなし機

検定の有効期間が終了し、かつ再認定を受けていない遊技機のこと。
法令上、パチンコ機が使用可能な期間は、新機種として「検定」を通過して以降の3年間と、その後に使用延長を願い出る「認定申請」を受けて以降の3年の通算6年とされている。しかし、それ以降であっても稼働可能であれば使用できるため(使用を規制する法律が無い)、いわゆる通常の機種と“みなされた”状態になる。
なお、検定や認定期間を過ぎた機械は故障・損壊しても修理ができず、店舗間移動もできない。もしホールがみなし機を移動させたり、修理して新規に稼動させた場合は行政処分の対象となる。

ミニデジタル

パチンコで、ヘソ(スタートチャッカー)の電動チューリップ(普通電動役物)の開放抽選を行なう小さなデジタル表示器のこと。ワンセグ表示が多い。小デジタル。小デジ。サブデジタル。普通図柄。

無制限

パチンコで、大当たり終了後に出玉を交換せずに打ち続けられるルールのこと。持ち玉遊技。
かつて、プレイルールとして大当たり毎に玉を交換する(レシートなどに記録する)「1回交換」や、交換or継続が大当たりした数字で決められる「ラッキーナンバー」制を採用するホールが特に関西方面では多かった。「無制限」はそれに対抗するルールでもあった。
連チャン機の隆盛や確率変動機登場など、その時代の機種に合わせたプレイルールであり、持ち球で遊技させるのか、現金を使わせるのかというホール営業の根幹に関わるルールでもあった。
なお、現在は無制限のホールがほとんどである。

ムダ玉

パチンコで、打っても何の意味もない玉のこと。
保留ランプ満タン時や、大当たりした時のアタッカー開放前、あるいは最終ラウンド終了後のアタッカー閉鎖時などに打ち出して損をしている玉を指す。
特に激アツ演出が発生した時などは、画面に集中して保留玉が満タンになっていても気付かない場合がある。
なお、店によってはムダ玉防止のためハンドルから手を離していると、注意される場合もある。

メインデジタル

パチンコで、演出や大当たりの抽選結果を表示するための機種の中央で最も目立つ、大きなデジタルのこと。特別図柄表示装置。
電チュー開放抽選用の小デジタル(小デジ、サブデジタル)に対するデジタルの意味もある。

目押し

パチスロで、リールが回転している時に特定の図柄を狙って止めること。
パチスロは、小役やボーナスなど内部で何らかのフラグが成立している場合、第三リール停止はリール制御により1~4コマ分はストップボタンを押すタイミングがズレても揃うようになっている。しかし、そのコマ数より押すタイミングがズレてしまうと揃わない。ゆえに何らかの役が成立している場合は、ある程度リールの図柄を狙って止めなければコインを損することになるため、目押しが必要になってくる。

メダル

パチスロで、プレイに使用するコインのこと。
パチンコの「玉」と同様、パチスロ遊技に使用するものだが、「景品と交換することができない少量のパチンコ玉またはメダル」については「余り玉」「端玉」など玉と表記する場合もある。

メモリー

パチンコで、保留ランプのこと。保留。
保留ランプはデジタルが回転している状態でスタート入賞口へ玉が入った場合に点灯し、最大4つまで点灯してそれぞれ取得した乱数を記憶する。この保留を「記憶」として英語のカタカナ表記にした。

メモリーランプ

パチンコで、保留ランプのこと。
保留ランプはデジタルが回転している状態でスタート入賞口へ玉が入った場合に点灯し、4つまで取得した乱数を記憶する。この保留を「記憶ランプ」とし、英語のカタカナ表記にした。

持ち込み

その店以外の玉やメダルを持ち込んでプレイすること。
あるいはその店の1パチや5スロなどの低遊技料金の玉を4パチや20スロなど高遊技料金コーナーに持ち込むこと。
玉やメダルはいずれも「貸りて」遊技するものであり、その店舗専用の玉・メダルで遊技しなければならない。また、貸し玉料金が違う玉・メダルを使用するのも違法である。

持ち出し

玉やメダルをそのまま店舗外へ持ち出すこと。
玉やメダルはいずれも「貸りて」遊技するものであり、店舗外へ持ち出すことは違法である。

持ち玉

大当たりやボーナスで払いだされた玉・メダルのこと。
プレイヤーは払い出された玉・メダルを交換せず、遊技の継続に投入する。昔あった大当たり・ボーナス後の一回交換ルールに対する概念。プレイヤーは現金投資が無くなるメリットがある。

持ち玉遊技

玉・メダルを「借りて」(投資して)プレイするのではなく、大当たり後に払いだされた玉・メダルでプレイをすること。
プレイヤーは投資せずプレイできるメリットがある。店は持ち玉遊技の間は(現金の)売上が無い。

持ち玉比率

あるプレイ時間の中で、玉・メダルを「借りて」(投資して)プレイする時間に対して、大当たり後など払いだされた玉・メダルでプレイをする時間の割合のこと。
プレイ時間がトータル2時間で、現金投資で1時間、持ち玉で1時間打ち込んだ場合、持ち玉比率は50%となる。

モード

パチンコ、パチスロで、ある状態が頻出する部分、区分、帯(バンド)などのこと。
モードは形式や流行、スタイルなどある一定の流れや様式を意味するのが一般的だが、パチンコ、パチスロで使う場合は数学的な意味で使用する。すなわち、複数設けられている内部状態(ある結果が頻出する値の塊)を指す。そのモードを維持、あるいはそこに滞在すると、現れる結果も同様になる。
例えばパチンコではモードA(通常確率)、モードB(確変)。パチスロならモードA、B、C、特殊、天国A、天国B(例 魔法少女まどかマギカ)など。
なお、確率や突入率などの変化の他に、ある条件をクリアすると変化する演出も含まれる。

モーニング

店が、朝イチ(開店直後)の客寄せのために行っていたサービスのこと。モーニングサービス。
最も一般的だったのは、パチスロで営業開始前にボーナスフラグを立てておき、朝一番に座った客が投資千円でボーナスを獲得できるとういもの。このフラグを立てておく方法も、特殊な機械を使用したり(違法)、従業員に深夜打たせて予めフラグを立てたりなど、さまざまな方法が存在していた。
この他にも、モード移行を搭載しているパチンコ、パチスロでは電源立ち上げ時やリセットによるモード振分けを利用するもの、前日の高確率状態を据え置くもの、パチスロのクレジットが朝から50枚満タン等々、店や機種の種類だけ方法があった。
現在では違法性の高いサービスも多く取り締まり対象となるため、ほぼ見られなくなった。

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