店舗を見たという事実がとても大切です

　まず初めに言いたいのは、パチンコ店経営企業の面接を受ける場合、その企業が運営しているパチンコ店を面接前までに視察し、感想を伝えることが出来る準備をしましょう。視察をしているだけで面接官には好印象であることは勿論、あなたの志望意欲の高さを伝えることが出来ますので非常におすすめです。

　この質問をされた時に、「店舗は見たことがありません。」とだけ答えてしまうのは非常に印象が悪いです。面接前までに視察することがスケジュール的に難しい場合もありますが、最低でもいい訳にならない程度の理由を付け加えるか、面接後に視察させて頂く旨を伝えましょう。

　例えば志望企業にあなたともうひとり選考している人がいて、現時点での評価は同等であったとします。あなたは企業が運営している店舗が自宅から遠いため、視察を断念しました。もうひとりの人は、あなたよりも遠い場所に住みながらも店舗視察を行い、それを面接の場で説明していました。1人の求人枠しかない企業である場合、悩んだ結果、もうひとりの人を採用するでしょう。そちらの人の方が精力的ですし、何より意欲の高さを伺えます。

　大切なのは、情報を得るためにあなたが行動しているのかであるとも言えます。これは仕事においても同様で、成果を上げるために自分で考え、行動しているということ。そのため、あまり難しいことは考えず、とりあえず店舗を見に行くということが大切だと認識しましょう。

改善案も説明出来るとあなたの評価は高まります

　視察する際の感想はとても悩む部分だと思います。大切にして欲しいのはあなたらしい感想ですので、プロっぽい回答を捻り出す必要はありません。ただし注意してほしいのは、当たり障りない内容や抽象的な説明ばかりすることです。「お客様が多くてびっくりしました。」「店舗が広くて綺麗でした」などの回答では、面接官は何も感じることが出来ません。

　他には、パチンコ店で言うと機械台や店内設備などのハード面の改善を伝えることは止めましょう。例えば、あの台は人気だからもっと入れた方が良いという様な提案が当てはまります。この様な内容は、購入方法や資金など、様々な因果関係がある話であるため、あまり実入りのある提案になることがありません。

　お店の改善点を述べることをあなたは臆するかもしれませんが、面接官は意外と聞きたいと思っています。伝え方が重要ですが、もしあなたなりの意見があるのであれば話してみましょう。ただし、批判にならない様にして下さい。あくまで感想を伝える場で、評論する必要はありません。

　その際は前置きとして「素人目線で恐縮ですが…」など、一言添えられるととても良いでしょう。「店舗のトイレが汚くてアメニティが切れていた」「遊技台の周りが清掃されていなかった」「従業員同士の会話が多かった」などあなたが感じたことを説明してください。感想に加え、改善するための案を伝えられるととても良く、あなたの評価は高まるでしょう。