質問の意図を理解し、適切な回答を

　学生の時はサークル活動やアルバイト、趣味を楽しむなどに時間を使うことが多かったのではないでしょうか。また、目的を決めずに家でゴロゴロと過ごしていることもあったはずです。勿論、プライベートなのでどの様な休日を過ごそうがあなたの勝手ですが、回答は時と場合によって変わります。

　面接の場では正にその時で、何もしないで過ごしている休日の説明は全く良い印象を与えません。時間を有効につかっていることをアピールすることが必要です。

　プライベートと仕事は別物と考える人もいるかもしれません。仕事以外のことを聞いてどうするのか、そんなところまで突っ込まないでほしいと思う人もいると思います。しかし、面接の質問には何かしらの意図があるということを理解すべきです。

健康で健全な過ごし方をアピールしよう

　ひとつ目の意図としては、充実した生活を送っているのかを知るためです。プライベートの過ごし方があまりにも充実していないと、業務姿勢に響いてくる可能性もあります。つまり、何もしていない人よりも何かしている人の方が良いということです。スポーツでも趣味など、毎週行っていることで無くても構いません。

　休日の時間を一番楽しんでいる時はいつなのかを伝えられると良いでしょう。何か活動していること、その活動を通して交友関係を広めている、日々新しい情報を集めているなど、仕事にも関わるような過ごし方をしていることをアピールしていきましょう。

　ふたつ目の意図としては、計画性を持った行動をしているのかを問われています。夜遅くまでゲームに熱中し夜更かしをしている、お酒ばかりを飲んで過ごしていると言った過ごし方はあまりお勧めできません。休日は体を休め、明けの仕事にしっかりと取り組む準備期間です。

　そのことをしっかりと理解して休日を有意義に過ごせる人は、仕事も計画性を持って集中して取り組める人だと見られます。一番理想的なのは自己成長のための資格に挑戦していたり、健康的な趣味(マラソンなどのスポーツや釣りなどのアウトドア)が理想的ですが、無理して取り繕う必要はありません。

　心掛けてほしいのは、趣味の話をする場合でもあくまで健全な趣味をアピールすることです。仕事の疲れやストレスを取るための休日の過ごし方をアピールし、体に負担をかけたり人格に悪影響を与えるような趣味の話は避けてください。周りの人が聞いて、「良い過ごし方だな」と思ってもらえるような話が一番でしょう。