結論から話すことを心掛ける

　受け答えの鉄則として、結論から話すというものがあります。これはビジネスをする上での一般論であり、勿論面接でも同様です。

　例えば「趣味はありますか？」という質問に対して、「趣味は釣りです。」と端的に答えるのと、「生まれた場所に海が近く、海には小さい頃から父に連れて行かれていました。その時に～」とエピソードを話すのでは、圧倒的に前者の方が評価は良いと言えます。後者は、長くダラダラと話していて、説得力に欠けると受け取られかねません。面接官は知りたい情報とは違った情報を話されている様に感じ、この人は質問の意図を理解しているのかな？と疑問を持ってしまいます。

　だからこそ、皆さんにも心掛けてほしいのは、質問に対する回答は端的に結論を話す様にして下さい。それだけで自分の考えが伝わるかな？と心配する人がいるかもしれませんがご安心ください。面接官が更に深く聞きたい時は話を振ってくれ、自然と詳しく話す流れになっています。

　 面接はあなたが話したいことを会話する場ではありません。限られた時間の中で、自社にとって必要な人材なのかを見定めています。その様な貴重な時間の中で、面接官が知りたいことをくみ取って話せる人であれば良い評価を得られるのです。

　 会話するのではなく回答することを意識してください。面接官と会話をキャッチボールする感覚を強く持ち、一つひとつの質問に対して丁寧に答えましょう。