履歴書はあなたの分身です

　履歴書というのはあなたの分身です。ただの書類だと思って、あまり注力していない人をよく見受けられますが、力を入れている人とそうではない人の履歴書は一目見ればすぐに分かります。面接に進みたいのであれば丁寧に作成するのは勿論、こちらの本気度が伝わる様な熱意ある履歴書にすることを心掛けましょう。

　履歴書の写真はとても重要です。何故かというと、履歴書に写真が貼られていれば見ない採用担当はいないからです。だからこそしっかりと準備してほしいと思います。私服で撮った証明写真やプリクラで撮った写真を貼ってしまう人がいますが、正社員雇用面接の場合は確実に良い結果に繋がらないと言うことを知っておいてください。

　男性の場合はスーツを着用し、ネクタイを締め、ひげを剃りましょう。髪を切ることも忘れてはいけません。女性の場合もスーツを着用し、前髪などで顔が隠れないようにまとめ、派手なメイクはしない様にしましょう。写真から好印象を与えるような工夫が必要です。

　無事に写真の準備が出来たとしても、まだ終わりではありません。写真を履歴書に貼る際にも細心の注意を払ってください。写真の切り方が曲がっていたり、写真の枠より小さかったりしてしまうと、細かい確認が出来ない雑な人だと思われてしまいます。一つひとつの作業をしっかりと行い、履歴書を準備してください。

　ちなみに、証明写真の使用期限は3ヶ月。それ以上のものは写真にシワが付いてしまったり、細かい傷や汚れ、季節日焼けで劣化してしまったりと、写真の状態が悪くなってしまいますので注意してください。

証明写真と撮るコツ

　写真映りが悪いから上手くいかないと嘆く人もたくさんいると思いますが、上手く証明写真を撮るコツをお教えします。

　まずは写真を撮る場所です。理想的なのは、写真屋さんに行ってスタジオ撮影をすることです。スピード写真と比べると費用がかかりますが、就職活動に必要で重要な写真です。設備が良く、プロが良い表情を引き出しながら撮影してくれるので写真が良い仕上がりになります。一番安心できる方法なので、出来る限り利用しましょう。

　お金や時間が無くてスタジオ撮影が出来ないという人は、止むを得ませんが駅やスーパーの近くにあるスピード写真を利用しましょう。スピード写真で撮る場合は、カメラのガラスが汚れている場合があるので、最初にティッシュなどでカメラのガラスに付いた汚れを拭き取りましょう。

　椅子の高さは少しレンズを見下ろす位に設定しましょう。こうすることで、自然にあごが引かれ目元も引き締まります。椅子に座ったら、ジャケット一番下のボタンを外しましょう。そうすることで、座った時にスーツの形が崩れません。膝の上に白い紙やハンカチを乗せることで、光を反射して明るく映るようになりますので準備が出来る人は用意しましょう。

　ここまで準備出来れば、後は写真に写るだけです。緊張してカメラを睨んでしまってはいけません。上目遣いにならないように気を付け、目を少しだけ見開き気味にすることでより印象が強くなります。メガネをかけている人はしっかりとかけ直してから撮影しましょう。健康的で清潔感のある写真はどんな企業でも魅力的に感じます。内定をいち早く勝ち取るためにも、しっかりとした写真を使用していきましょう。