成長意欲がある人なのかを見られます

　業務の中で自己成長を感じられることは非常に重要です。何故かというと、成長はあなた自身のスキルアップやキャリアアップに繋がるからです。自己成長を感じることが無い環境であれば、あなたは仕事へのやりがいを見出せず、仕事の楽しさを見出せないでしょう。

　任されている業務内容やポジションによって感じ方は異なると思いますが、重要なのはあなた自身が仕事を通じて成長しようと考えているか。つまり、この質問ではあなたの成長意欲を見られているのです。それは向上心を持って仕事をする人なのかという意味ですので、難易度にこだわる必要はありません。

　正社員経験が短い、経験が少ない人でも、「コミュニケーション能力が高まった」「相手を敬う気持ちを持てるようになった」「積極的に意見を言えるようになった」といった内容であれば、思い当たる節もあるのではないでしょうか。

　自分が考えている内容が成長したことだと言えるのかと不安に感じる方もいるとは思いますが、自信を持って話してみましょう。そうすることが成長したことのアピールに繋がり、面接官にもポジティブに伝わるポイントだと言えます。

実体験を付け加えよう

　話す際に心掛けてほしいのは、あなたの成長したことを説明する際に実際のエピソードを加えることです。実体験を加えることで、話に具体性が出て面接官もイメージしやすくなります。

　例えば、「接客業で日々お客様と接する機会が多く、老若男女問わず笑顔で会話することが出来る様になりました。」と言った内容でも構いません。なぜそうなったのかを話せる様に準備しましょう。

　勿論、成長を感じたことが無いと言う発言はご法度です。この場合、何も考えずに仕事を黙々とこなしている、言われたことだけをこなす人という印象を与えかねません。企業が単なる労働力を求める場合、人件費の安いアルバイトなどで補いたいと思っているのが本音ですのでご注意ください。