企業研究の結果、あなたに合うと思われることが大切

　志望理由と重なる部分も多い質問ではありますが、この質問ではあなたの行動力や企業理解度などが見られています。企業理解度は企業文化や理念、社風、雰囲気などを含めた総合的な内容。穿った解釈や間違った理解には疑問を感じられてしまうため注意が必要です。

　基本的には予め企業研究を行い、その際に興味を持ったことや共感した考え方などを伝えます。ただの感想やお世辞になっていないか注意してください。大切なのは、あなたがその企業の一員としてイキイキと働くイメージが沸いているかということ。逆を言うと、説明の中で面接官もあなたと同じ様に、「この人はうちに合うかな？」と連想しています。

インターネットを駆使して徹底的に調べよう

　必ず行ってほしいのは、面接を受けるきっかけとなった企業求人ページの再チェック。どういう企業で、なぜ採用活動を行っているのか、求める人物像は何かなどを再度確認し理解しましょう。

　次にチェックしてほしいのが企業のホームページ。ホームページを持っている多くの企業は、企業情報をたくさん公開しています。正式な社名、代表者の名前、事業内容、パチンコホールを運営している場合は、何店舗、どのエリアに展開しているのかなどは絶対に抑えるべき情報です。公開していれば年商も把握しましょう。

　その中でも特に大切なのは、理念や社是などの「その会社の価値観や考え方」。ホームページの隅から隅を見て、情報をインプットしましょう。

　面接では、調べれば分かる様な内容を把握していない人に対しての評価は非常に低いです。調べることすらしていないと判断され、事前準備が足りない、出来ない人というレッテルを貼られることもあります。時間が無くてという説明は言い訳に過ぎず、転職意欲が低いと思われてしまうこともありますので注意が必要です。

足を使った情報は喜ばれます。

　インターネットでは調べられない現場の雰囲気や印象は、店舗視察して把握しましょう。店舗や働くスタッフの印象が説明できると面接官の印象はとてもよく、あなたの熱意を表現することができます。複数店舗保有している企業の場合、全てを視察する必要はありませんが、2、3店舗を見学していると他の希望者よりも良い印象を持ってもらえる可能性が高いでしょう。

　最近では、会社の評判などがまとめられているウェブサイトや批判が集約されたまとめページなどもありますが、これらの情報を鵜呑みにするのは危険です。批判ほど拡散するものであり、他責な情報ほど目立ちます。勿論、全てがそうだとは言えませんがその様な情報に踊らされると、あなた自身がネガティブになるだけですので目を通すくらいにしておきましょう。