ポジティブな考えは成長を加速させます。

　占い師の様な問いかけですが、この質問ではあなたがポジティブな考えを持っているのか、ネガティブな考えを持っているのかを見られています。そのため、いくらパチンコ店の面接だからと言っても、「最近宝くじが当たったから」「最近パチンコでたくさん勝った」というツイてるエピソードを話す必要はありません。自分の運が良いかなんて周りの人と比較したことがないから分からないと考える人もいると思いますが、そういうことではなく、面接官はあなたがどういう思考の持ち主なのかを知りたがっています。

　良いのか悪いのかというのは、あなたの捉え方次第です。実際に不運なことがあっても、「きっと次にはいいことがある！」とポジティブに考える人や「もう駄目だ…」としばらく引きずる人、「あれが原因だ！あれのせいだ！」と怒る人もいるでしょう。これを仕事上での風景に置き換えてみましょう。

　仕事のミスで上司に怒られた時、「この経験を活かして、同じ失敗を繰り返さない様にしよう」と考える人、「なんて自分はできない人間なんだ…」と落ち込む人、「あいつは全然分かっていない！おれのミスじゃないのに！」と苛立つ人に分かれたとします。どの人と一緒に働きたいかと考えると、答えは単純明快で、同じ過ちを繰り返さない改善意欲の高い人であり、この人の考え方はポジティブであるといえます。

こんなことがあったから運がいいと話せる様にしましょう。

　運がいいと言う人は、どんなに不運なことを経験しても、こんなことが経験出来て勉強できたと前向きに考えられる人です。経験を次に活かせるために成長スピードは速く、仕事上での大きな困難も乗り越えていけるでしょう。

　運が悪いと言う人は、まるで自分が不遇されていると考えてしまい、周囲へ不平・不満を漏らしたり、最悪の場合は周りを巻き込んで事実よりも大きく問題に発展させます。改善が進まないことで足踏みしてしまい、仕事もうまくいかないという悪循環に陥り、成長スピードも鈍化してしまうのです。

　つまり、この質問に対しては「運がいいと思います。」と答えてください。そうすることで、あなたはポジティブで成長できる人であると伝えることができます。運がいい理由としては、金運などの話をするのではなく、「○○の様な経験をしてきたから」「今まで人に恵まれたから」など、周りへの感謝の気持ちを話し、そのエピソードが話せると尚良いでしょう。

　また、表情にも注意をしてください。暗い顔して運がいいと話しても、あなたの運の良さは伝わりません。出来る限り明るく元気に、表情と言葉が一致するように気を付けましょう。