ニートの場合は、目的説明が重要です。

　前職と現職の間に空白期間(ブランク)がある場合、2～3ヶ月程度であれば触れられないかもしれませんが、半年以上になると面接官は必ずと言っていいほど「何故か？」と質問するでしょう。ブランクが長い人の場合、面接官が納得できる様な理由を話せる準備が必要になります。この質問はあなたの弱点を突いているのではなく、どうしてブランクがあるのかと、面接官はその理由を聞きたいだけです。あなたが自分の職歴をどの様に受け止めているのかを問われているとも言えます。

　ブランクには様々なパターンがありますが、「目的が何もない空白期間が長い」というケースに当てはまる人は、回答に注意が必要です。「ニートをしていました。」「遊んでいました」「特に何もしていませんでした」と話しても面接官を困らせてしまうだけで、良い結果に繋がりません。

　例えば、「家の手伝いをしていた」「○○の勉強をしていた」「自分に合う仕事を探していた」など、小さなエピソードで構いませんので工夫して話しましょう。自分に合う回答が見つからない場合、今までの考え方は甘かったと過去を否定し、これからは心を入れ替えてがむしゃらに働きたいと意思を伝えるのも良いでしょう。つまり、話に飾りをつける必要があるということを認識して頂ければと思います。

自信を持って説明しよう！

　理由のあるブランクの場合、基本的には素直に話せば良いと思います。「資格取得のために勉強していた」「転職活動が長引いた」「療養していた」など色々な要因があると思いますが、大切なのは理由。面接官に「それは何故か？」と深掘りして質問された際にもしっかりと答えられる準備が重要です。

　考えの甘さや自己中心的な回答だと感じられてしまうと、入社してもすぐに辞めてしまうのではないか、組織に馴染めないのではないかと感じられてしまいます。多くの場合、ブランクはハンデとなりますが、後ろめたいことではありません。ブランク期間の過ごし方に自信を持ち、目的や計画性をアピールできる様な回答を心掛けましょう。