接客業に向いている回答をしよう。

　あなたが周りからどの様に見られているのかという、客観的な評価について問われており、強みや長所と似ている質問でしょう。そのため、強みや長所とずれない様に注意が必要です。面倒見が良い、明るい、丁寧など抽象的な回答でも構いませんが、エピソードの説明を求められる場合もありますので、1つか2つは話せる様な内容にしましょう。

　基本的には友人や上司、同僚などからの評価を話せればよいのですが、あまり思い当たらない人は推測で話すとよいでしょう。例えば、集団や組織の中でどの様なポジションを任せられることが多いのか、またどの様な役回りに就くことが多いのかなど、自分なりに考えてみましょう。

　当たり前ではありますが、「周りからよく暗いと言われます」「自分の意思が無いと言われます」などのネガティブな回答は止めましょう。接客業の場合、店舗の顔として多くのお客様と接することになります。暗い接客ではお客様によい印象を与えられませんので、面接で向いていないと判断されてしまいます。

過大評価や話の流れに気を付けよう。

　この質問に向いていない回答もあります。例えば、「面白いとよく言われます。よくモノマネをして周りを笑わせています。」と話した場合、「じゃあモノマネやってみて。」と面接官が言いたくなる様な流れを作ってしまっていますので注意が必要です。

　他には、「よく熱い人間だと言われます」と話した場合、その後に説明したエピソードが弱くて、「それは熱い人間なのか？」と面接官に感じさせてしまったり、そもそも面接自体にあなたの熱さを感じなかったり。この様なギャップを生んでしまうと面接が上手く行かないでしょう。あまり自分を課題評価せず、ほどほどに説明することも大切です。

　重要なのはあなたの凄さを伝えることではなく、周りからの評価をどの様に受け止めているかです。自分の評価を話すのは恥ずかしいかもしれませんが、周りからの評価や期待にどう答えているのか、答えるためにどの様な努力しているかも話せる様にしましょう。