明るい性格ですと答えましょう。

　この質問は接客業の面接でよく聞かれます。この質問に対しての正解はひとつで、「明るい性格です。」と答えることです。面接官はなぜこの質問をするのかというと、一番の理由は接客をする上でのあなたの適性を見るためです。

　お客様を接客するにあたって、明るく元気なことは、業界問わず最低条件です。その方が暗くボソボソと小さな声で接客するよりもお客様に良く思ってもらえる可能性が高まるからです。お客様があなたの接客から受ける印象と店舗の印象はイコールで、接客が悪いと「あの店はダメだ」となりがちです。あなたは店舗代表として1人のお客様を接客しているため、お客様に良い印象を与えられる人材なのかを見られているのです。

　少し自信が無い人は、「友人からは明るいと言われます。」などと答えるのも有りです。止めてほしいのは、「普通です。」「中の上くらいです。」と言った曖昧な回答です。何と比較しているのかも分かり辛く、面接官を苛立たせてしまう可能性もありますので注意が必要です。

明るい人は面接も明るくこなしましょう

　更に注意しなければならないのは、面接であなたが面接官に対して明るい印象を与えられているかどうかでしょう。私は明るい性格ですと伝えていても、真顔で答えるのと笑顔で答えるのでは、与える印象が大きく変わってきます。笑顔で元気よく伝えることで、あなたの印象は大きく変わってくることを認識しましょう。

　もし可能であれば、あなたの明るさを象徴する様なエピソードを話せると更に良いでしょう。例えば、明るい性格ですと答えた後に、「仕事で失敗して落ち込んだ時でも、プラス思考のためすぐに切り替えて引きずることがありません。」などと話せると具体性が増します。

　積極的に補足を加える事で、「アピールしたい」「わかってほしい」という気持ちが伝わりやすくなり、あなたを売り込むことが可能です。ただし、エピソードが長くなってしまうと逆に印象が悪くなる可能性もありますので、コンパクトにまとめて話せる準備をしましょう。