いい仕事をするためにどうすればいいかを考えましょう。

　この質問では、あなたが自分のことを深く考え理解しているか、また足りない部分をどう改善し補おうと思っているのかを確認されています。特に、職務経験の浅い人に対して質問される内容ですので、該当する人は押さえておくべき項目です。

　どの質問に対しても言えますが、「特にありません」という回答は不採用に繋がる回答です。課題のない完璧な人は存在しませんし、仮にその様な人がいたとしても、回答から傲慢さを感じ取られるか、ただ漠然と与えられた仕事を毎日こなすだけの人と解釈され、結果的に上手くいかないでしょう。

　つまり、仕事に対しての前向きさや取り組む姿勢も同時に問われているため、回答も仕事に繋がる様な内容が良いでしょう。「どうしたら良い仕事が出来るか？お客様に喜んで頂けるか？」「どうしたらもっと成果を上げることが出来るのか？」などを軸に考えてみると、回答が見つかりやすいかもしれません。

　注意してほしいのは、短所＝課題であるという捉え方が出来るかもしれませんが、課題は必ず自分のマイナスを改善することではありません。良い部分を更に伸ばすことも改善と言えます。プラスな部分を更に積み上げるために、という考え方も頭に入れておくとよいでしょう。

良くするためのプランを加えて話しましょう。

　回答の流れとしては、「私の課題は○○○です。その改善のために～」と言う流れが話しやすいと思います。重要なのは、課題を克服するための改善点も話すこと。具体的なプランを踏まえて説明することが出来ていると説得力がぐっと増しますので参考にしてみてください。

　職務経験が浅い人の場合は、自分が説明し辛くなる様な難しい課題にする必要はありません。「どうしたら自分がもっと人として成長できるのか？」という部分に着目してみて下さい。あまり小さな課題を言ってしまうとアピールになりませんが、仕事に繋がりそうな内容を選んで具体的に話せればとても良いと思います。