精神論だけでなく、企業研究で得た情報で熱意の裏づけが大切

　あなたの熱意も重要ですが、この企業だから志望しているという限定感がとても重要です。「楽しそうだから。成長できそうだから―」という様な抽象的すぎる内容や、「頑張ります！店長になります！」などの精神論は志望理由にはなりません。

　一番ダメなのは、「福利厚生が充実しているから。給与がいいから」などの待遇面ばかり主張すること。これを志望理由にした瞬間に面接は落ちると思ってください。これらは志望するきっかけに過ぎません。きっかけと理由を混同しないように注意しましょう。

　企業側が知りたいのは、業界や企業、仕事内容をしっかりと理解しているのか、それを踏まえてあなたのキャリアプランと企業の方向性が沿っているかなどを総合的に見ています。面接質問の中での重要度はトップクラスですので一生懸命考えてください。

　まず始めに、企業HPにあるすべてのページを見て、全体像を把握しましょう。仕事内容はパチンコ店の場合、概ねどこも一緒（ホールスタッフ）ですので、あまり深く考えなくても良いです。店舗の情報を得るには、まずP-worldの店舗HPを見てください。その後、見に行くことが出来る場所に店舗がある場合は、ぜひ見学に行ってください。その時の印象や感想を面接の際に伝えると、非常に喜んでくれると同時に評価は上がります。

　あなたが面接のために費やした努力や行動は必ず評価されるはず。熱意は精神論ではなく、行動で伝えましょう。

パチンコ店の志望理由の一例

　では実際パチンコ店の面接で志望理由を聞かれたらどのように答えると良いかの例をいくつかご紹介していきたいと思います。

・『以前こちらのパチンコ店で遊んだ際にスタッフの方の対応やお店の雰囲気が良かった為』
・『様々なお客様にふれあい、接客スキルを身につけたい為』
・体力に自信があり、学生時代の部活や肉体労働をしていた過去などの話をする
・ストレス耐性の強さを伝える

『なぜパチンコ業界なのか、なぜこのお店を選んだのか』の理由を明確にすることと、体力やストレス耐性をアピールすると良いでしょう。
こちらはあくまでも一例ですので参考にしていただき、自分の言葉で想いをしっかり伝えることが重要です。

応募企業とあなたの方向性がマッチングしているかを意識

　企業HPを見る中で重視すべき項目は、「経営理念：会社の根本の考え」「ビジョン：会社の方向性」「求める人物像」の3つ。読んだからと言ってすぐに理解できるほどの簡単な内容ではありませんが、何となく企業のことを感じることはできるのではないでしょうか。

　これらの大切な要素に「自分がやりたい、実現したいこと」「自分が力を発揮できる理由」を組み合わせましょう。組み合わせ＋熱意(就業意欲や店舗見学など)＝マッチングしているから志望している、という形になっているのが理想ですので、まずはトライしてみてください。