4つのポイントを意識しよう

　面接でどんな話をしよう、何を聞かれるのだろう、どうやったら選考に通るのだろうと面接では誰もが不安を抱きます。そこで今回は企業側があなたの「なに」を見ているのかを知ることで、内定への道を少しでも縮めていただければと思います。

　まず企業側はなぜ面接をしているのかを説明すると、経歴やスキルだけでは判断できないあなたの人間性も見るためです。仕事をするのはあなたの経験やスキルでは無くあなた自身です。既存の組織に馴染むのか、組織の一員として働くに相応しい人間なのかもはかっています。

　企業側が見ている項目は大きく分けて4つあります。1つ目は履歴書や商務経歴書の文字についてです。文字には人間性が現れます。きれいな文字で書くことも大切ですが、自分の字に自信がない人もいるでしょう。しかし、この場合は文字がきれいかという点よりも丁寧に書こうと努力しているのかを見られています。

　文字から丁寧に書こうとしている形跡が見えれば、物事を慎重に進めようとする丁寧な人だと伝わり、良い印象を与えられるでしょう。しかし、字がきれいでも誤字脱字があると雑な部分が目立ち、いい加減なところがある人かもしれないと思われてしまいます。見る人の事も意識して、丁寧な書類作成を心掛けましょう。

　2つ目は外見（身嗜み）です。視覚から入る情報は物事を判断する上で非常に重要で、面接においてはあなたを見た第一印象で「良さそうだ」「あまり良く無さそうだ」と判断されてしまうケースもあります。スーツの着こなしに気を付けて、清潔感のある外見に整えましょう。

　3つ目は話し方です。話し方には人柄が出ます。せっかちなのかおっとりなのか、協調性があるか自己中心的か、今までどのような教育を受けてきたのかなど話すだけで分かることがたくさんあります。基本としては、ゆっくりと丁寧に、滑舌良く話すことが大切になります。落ち着いて話しましょう。

　4つ目は表情です。自分が話している時は笑顔でも、話しを聞いている時の表情はどうでしょうか。面接官は面接時のあなたの表情をよく見ています。気を抜かずに、出来る限り笑顔でいれる様に努力しましょう。

　自分の何を見られているかを客観的に理解することも、面接をする上では重要です。緊張で頭が真っ白になり、考えが全て飛んでしまうこともあると思いますが、あなたの考え方や自分らしさをしっかりとアピールし、面接が楽しかったと思える終わり方が、一番リラックス出来ていて好ましいと言えます。