面接での第一印象はどこで判断される？

　アメリカの心理学者アルバート・メラビアンの研究によると、人々がにコミュニケーションで相手に与える影響は次の通りです。
・視覚情報（見た目など）55％
・聴覚情報（口調や話の早さなど）38％
・言語情報（話の内容など）７％
というデータがあります。
視覚情報は一番影響を与えるとのことなので、まず身なりを整えることが重要です。

6秒で決まる第一印象

　第一印象は出会って6秒で決まると言われています。6秒は、出会って、目が合って、挨拶をするところまで。非常に短い時間で第一印象が決まってしまうからこそ、この6秒は途中の6秒、終わりの6秒よりも大事にしたい時間です。何故かというと、一度与えてしまった印象はなかなか変える事が出来ないからです。面接という限られた時間の中では尚更で、面接内でリカバリーするのは難易度が高いと言えます。

　第一印象はどこを見られて判断されているかというと、人柄、常識度、意欲であると言われており、それに加えて、表情、視線、話し方、聞き方、話の内容、視線で印象が左右します。これだけ項目が多いと１つずつ対策を行っていくのは難しいし、それぞれを意識しているうちに6秒経ってしまいそうです。そのため、最初の6秒は型だと思い、6秒間はこう動くと決めて臨んだ方があなたもやりやすいのではないでしょうか。

　まず大前提として、身なりをしっかりと整えてください。スーツ、白シャツ、ネクタイは忘れずに、入学式をイメージして綺麗にまとめましょう。髪型やひげなども清潔感がある様に整えてください。

　女性の場合も同様にスーツを着用し、派手な化粧やアクセサリーは控えてください。これがしっかりできていないと、どんなに最初の6秒を努力しても無駄になってしまいますので気を引き締めましょう。

　それでは最初の6秒の話に戻りますが、面接官に挨拶する際は、起立した状態で面接官の目を見て笑顔で爽やかに挨拶をしてお辞儀してください。

　文章にすると短いですが、細心の注意を払って取り組みましょう。この6秒を自宅などで反復練習することをおすすめします。数回練習すれば慣れてくるでしょう。

　表情に関しては鏡を見て練習して下さい。色々な練習方法はありますが、口角を上げて目尻を下げる、自然な笑顔が作れるようになれば十分でしょう。

　初めの6秒が思い通りにできればあなたの印象は良くなり、良い結果に繋がります。恥ずかしいかもしれませんが、誰かに見てもらいながらの練習をおすすめします。